残念和食にもワケがある―写真で見るニッポンの食卓の今

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残念和食にもワケがある―写真で見るニッポンの食卓の今

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050169
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」。日本が世界に誇るべきものと言われるが、では現実の家庭ではどのような和食が作られているか。20年にわたって食卓を調査してきた著者によると、和風の煮物、和え物、煮魚はほぼ“絶滅危惧種”であり、白いご飯やみそ汁までも消えつつある。盛りつけがラクで洗い物が減るからと「お子様ランチ」さながらワンプレートで食事をする大人たち、果物やトーストした食パンを「硬い」から食べない子どもたち……。そこには、バラバラの好みや都合、気分を尊重する、“新しい家族”の姿が見えてくる。

内容説明

「白いご飯は味がないから苦手」「煮物は家ではつくらない」「ご飯も味噌汁もスプーンで食べる」「大人もお子様用プレートを使う」…400人以上の主婦へのアンケート、1万5000枚以上の食卓写真をもとに、家庭の和食の驚くべき変化を描き出す。

目次

第1章 まだ要るの?ご飯と味噌汁
第2章 和食は異文化体験
第3章 暮らしに和食は馴染まない
第4章 和食の心はどこへ
第5章 「好き」を立てれば「和食」は立たず
第6章 和食遺産は相続放棄?

著者等紹介

岩村暢子[イワムラノブコ]
1953(昭和28)年北海道生まれ。大手広告会社を経て、大正大学客員教授、日本能率協会総合研究所客員研究員、キユーピー顧問等をつとめる。食と現代家族の調査・研究を続ける。『家族の勝手でしょ!』で第2回辻静雄食文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

95
テーマは普通の家庭の「和食」はどうなっているのか。その実態を明らかにした本。著者の意図は調査した各家庭の「和食」の批判をすることではなく、なぜ家庭の和食が減少したり崩壊しつつあるのかその背景には何が起きているのかを探ることにある。調査家庭で得られた家庭の食卓、家庭の主婦のインタビュー、メニューを写真と一緒に解説してあった。和食の変化には家族の関係の変化、個のあり方、働き方や暮らし方が変わってきていることが浮き彫りにされている。アニメ「サザエさん」に出てくる食事風景は今や幻想のものになることを感じた。2017/11/19

yumiko

80
まじか!と驚くか、まあこんなもんでしょと受け取るか、読み手によって感想は著しく異なるだろう。残念和食とあるけれど、著者はその残念さを責めることなく、統計やデータから淡々とそう変化したワケを分析する。それは社会の変化、家族の変化が主な理由で、なるほどと頷けるものばかり。ただ悲しく思ったのは、簡素化の最も多い言い分が、面倒だからというものだ。面倒だけど食べたいね、面倒だけど喜んでもらいたい、と前向きに変換されることなく、ばさっと切り捨ててしまうこの風潮は何なのか。さびしいと感じるのは既に旧世代の人間だからか。2018/04/13

しゃが

55
今作は打撃をうけた。家庭の食卓写真から和食を分析。前作までは客観的に読んでいたが、我が家も気づかぬうちに残念和食に移りつつあった。調味料消費が少なくなったのは家族が減ったからだと思っていたが、オリーブ油やドレッシングの量は増えているし、備蓄と称してのレトルトや冷凍の多さも目立つ。そういえば手巻きやちらし寿司は作らなくなった。家族が多いときは同じ総菜で食卓を囲んでいたが、互いの好きなものを複数、用意するようになった。我が家も「食」の共有、共感を失いつつあるのかも…。それは関係性の希薄にもつながっている? 2017/12/20

ででんでん

50
みんなどんなご飯を食べてるのかなと、写真をメインにパラパラ読み。SNSや雑誌に出てくるものが特別なのか、この本に出てくるものが特別なのか。どちらにしても、自分自身は朝食はご飯、味噌汁、焼き魚、卵焼き、果物、ヨーグルト、納豆、漬け物など。(休日はパン)。そしてお弁当は残り物、冷凍食品も使いつつ、二人分。夜は主食+二、三菜(汁もの含む)…というマイペースを保とう。二人暮らしになり、夫も、自分が休みで私が仕事の日の夕食は作ってくれる。感謝。器も含め、やっぱり「食卓」という形も自分なりに整えて、食事をしたい。2017/11/27

おかむら

43
インスタ映えの極北! 今どきのリアルな食卓写真の数々に驚く自分と安心する自分。インタビューから侘しさや疚しさがほぼ伺えないのもリアルなんだなー。そういえば「家に着いていっていい?」とか探偵ナイトの視聴率調査などの突然訪ねる番組に出てくる食卓って、こんなん多いような。素の食卓事情って面白い! 家族の食卓だけの調査だけど、一人暮らしの食卓も知りたくなってしまいました。2018/01/12

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