オーケストラ解体新書

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050077
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C0073

出版社内容情報

コンサートホールは、携帯電話や身の回りの雑音から切り離され、音楽に集中するには最適の空間だ。管弦楽器の美しい響き、ティンパニや大太鼓、シンバルの迫力ある音が、直接体に伝わってくる。CDやDVDの再生装置で聴く音楽とは明らかに違う。演奏会に向けて、指揮者やソリスト、楽員たちは、それぞれが入念に準備し、本番では最高のパフォーマンスを発揮する。本書は、一九六二年に創設され、日本を代表するオーケストラである読売日本交響楽団(読響)を俎上に載せた。楽員と事務局員が車の両輪となって、年間一〇〇回以上の演奏会を作っていく。オーケストラの構成員たちは、日頃何を考えているのか。オーケストラの内側から紹介したい。一つのコンサートが出来上がるまでの物語は、クラシックファンだけでなく、クラシック音楽に馴染みの薄い人にも、興味を持って読んでもらえるだろう。

内容説明

“感動”の舞台裏に秘められたドラマ。常に最高のパフォーマンスを目指し、音楽の喜びを伝えることに情熱を注ぐオーケストラ。指揮者、楽団員、そして事務は何を考え、どのように行動しているのか。コンサートが作られていくプロセスを楽しく「暴露」する前代未聞の案内書!2018年4月に読響の首席客演指揮者に就任する山田和樹らによる座談会や、クラシック業界関係者への多角的なインタビューも収録。

目次

第1章 一期一会の音楽を作る
第2章 楽団員の日常生活と意見
第3章 ドキュメント・オブ・ザ・コンサート
第4章 事務局の日常と意見
第5章 読響の誕生、現在、そして未来
第6章 日本のオーケストラの課題を語る―鼎談
アンコール 好奇心を持ってコンサートホールに来てほしい―カンブルラン・インタビュー

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Fondsaule

11
★★★☆☆ 読響は好きなオーケストラで、かなり前だが定期会員になっていた。この本はその読響のプロモーション本みたいなものだ。クラシック音楽ファンだったら割と知っている様な話も多かったが、第3章のドキュメント・オブ・ザ・コンサートというのが面白かった。2018/07/11

Monsieur M.

5
これは「オーケストラ解体新書」というよりは、「読売日本交響楽団解体新書」かな……。まあ、読響もオーケストラだから、別に看板に偽りありということではないと思うけど。しかし、読響の広報誌的な内容であることは否めない感があり、この本にこの値段を出して後悔しないのは読響のファンだけかもしれない、という気はする。もう少し団員と事務局員の日常、生の声を中心とした方が面白い読み物になったのではないか。2017/10/31

*takahiro✩

3
つまらなかったです。特に目新しいことも書いてありませんでした。我慢して読み続けましたが、残念ながら最後の対談の途中で断念しました。読響のコンサートは何度も行ってますが、日本のオケの中でN響と並びトップだと思います。カンブルランもテミルカーノフも素晴らしいと思います。でもこの本はダメでした。2018/03/19

横丁の隠居

2
芸談ってたいてい面白いのだがなぁ。2020/03/02

trazom

2
オーケストラ事務局の立場から、指揮者のこと、楽団員の日常生活のこと、コンサート当日の出来事、楽団の経営に関することなどを記述している。音楽家の話題もさることながら、楽器の運搬屋とか写譜屋さんとか、オーケストラの運営は、そういう専門家によって支えられていることがよくわかる。また、コンサートの収支も具体的な金額が入っていて興味深い。ホール使用料、楽器運搬費、プログラム・チラシ制作費、指揮者・ソリスト・エキストラの人件費を支払ったら殆ど収益が残らず、助成金で辛うじて経営が成り立っている現実を目の当たりにする。2017/12/06

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