出版社内容情報
戦後70年以上が経過しても、いまだ解決を見ない北方領土問題。過去、ゴルバチョフと小沢一郎の「バックチャンネル外交」、ロシア外務次官による「クナーゼ提案」、橋本龍太郎からエリツィンへの「川奈提案」など、合意へのチャンスは幾度か訪れたが、いずれもロシア国内の改革派と保守派の対立、日本の対ロ柔軟派と四島一括派の確執の中で潰えてきた。交渉を担った日ロ双方のプレイヤーたちは、何を目論み、どのように行動してきたのか。なぜ合意に達しなかったのか――。当事者たちの証言をもとに綴った、北方領土交渉史の決定版。安倍・プーチン時代になり、再び動き始めた「北方領土」の帰趨を見届ける際に欠かせない一冊である。前著『日ロ現場史』で2013年度新聞協会賞を受賞した著者の最新作。
内容説明
4島か2島かそれとも…決断!安倍・プーチン会談でついに歴史は動くのか。当事者の発言から綴った領土交渉史の決定版。
目次
第1部 1955~85年(ロンドン交渉;担当課長法眼晋作 ほか)
第2部 ゴルバチョフの時代(若き指導者;「さ行部会」 ほか)
第3部 ソ連崩壊(影のシナリオライター;盗聴 ほか)
第4部 エリツィンのロシア(ショック療法;最大のチャンス ほか)
第5部 皇帝プーチン(世界で最も影響力のある人物;スパイに憧れた少年 ほか)
著者等紹介
本田良一[ホンダリョウイチ]
1959年熊本県生まれ。82年京都大学経済学部卒業。古河電工、北海道庁を経て、85年北海道新聞社入社。根室支局、本社政治部、ハバロフスク駐在、東京支社政治経済部、モスクワ駐在、東京支社国際部、小樽、釧路、函館の各支社報道部などを経て、現在、本社編集局編集委員。『日ロ現場史―北方領土‐終わらない戦後』(北海道新聞社)で2013年度新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BLACK無糖好き
たけふじ
-
- 洋書
- Outermark
-
- 電子書籍
- ポンポンしてる? 幻冬舎文庫