出版社内容情報
世界的織機メーカー・島精機製作所の創業者であり、「紀州のエジソン」と呼ばれる島正博を支え励まし、逝った妻・島和代の一代記。
内容説明
完全無縫製のニットを製造するコンピュータ編機「ホールガーメント」で知られる世界的企業・島精機。発明家でもある創業者・島正博が、妻・和代と二人三脚で築いた会社である。和代の「それ、世界初なんか?」の言葉が夫を発奮させ、比類なき製品を生み出す原動力に。社の黎明期には内職などで家計を支え、4人の子どもを育てた。晩年は「ホエール和代」というニックネームでラジオ番組にも出演。世の不正に“吼える”まっすぐな気性や気さくなおしゃべりで人気を集めた。島精機社長夫人としてだけでなく“和歌山の母”として、故郷や社員、そして家族を愛し、愛され、75歳で急逝した和代の波瀾の生涯を、島精機の歴史とともに描く。
目次
第1章 青年発明家との出会い
第2章 夢追い人を支えて
第3章 嫁として、一男三女の母として
第4章 子どもたちの巣立ち
第5章 人生、山あり谷あり
第6章 和歌山の母「ホエール和代」
第7章 愛をありがとう
著者等紹介
梶山寿子[カジヤマスミコ]
ノンフィクション作家。神戸大学文学部卒業。テレビ局制作部勤務を経て、渡米。ニューヨーク大学大学院で修士号取得。企業経営者やアーティストの人物ルポのほか、女性の生き方・働き方、ソーシャルビジネス、教育などをテーマに幅広く執筆。書評家、放送作家としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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