出版社内容情報
地球温暖化交渉はどう動き、日本は何を目指し戦い、何がCOP21で交渉されるのかをまとめ、今後の日本の課題を示す。
内容説明
温暖化交渉は国益が冷徹にぶつかる武器なき経済戦争だ!京都議定書延長に「ノー」を突きつけた交渉官が語る交渉の舞台裏。
目次
京都議定書交渉の敗北からの出発
温暖化交渉への参戦
米国の議定書離脱と苦い教訓
ポスト議定書枠組み交渉の胎動とバリ行動計画
KPの首席交渉官に
二度の中期目標発表とコペンハーゲンへの道のり
COP15の失敗とコペンハーゲン合意
カンクンへの道のり
COP16と第二約束期間との決別
温暖化交渉はなぜ難航するのか
「環境先進国」EUの苦悩
ポスト二〇二〇年枠組み交渉の開始
COP21で何が争われるのか
温暖化交渉に日本はどう臨むべきか
著者等紹介
有馬純[アリマジュン]
1982年東京大学経済学部卒。同年通商産業省(現経済産業省)入省。入省時を含め、資源エネルギー庁国際資源課(現国際課)に4回勤務(新入生、補佐、企画官、課長)。1996年から3年間OECD日本政府代表部参事官、2002年から3年間IEA(国際エネルギー機関)国別審査課長。2001~2002年、資源エネルギー庁企画官として、2008~2011年、大臣官房審議官地球環境問題担当として、地球温暖化交渉に関与。気候変動枠組条約締約国会合(COP)にはこれまで11回参加。2011~2015年日本貿易振興機構(ジェトロ)ロンドン事務所長兼経済産業省地球環境問題特別調査員。2015年8月より東京大学公共政策大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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