戦後70年にっぽんの記憶

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  • サイズ A5判/ページ数 387p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784120047688
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0021

内容説明

空襲、疎開、被爆、引き揚げ、抑留と復員。別離や飢え、慈しみと裏切り…。いまこそ語り伝えたい、あの痛切な体験を。70人あまりの語り手の証言を通してよみがえる“戦争”の真実と戦後70年の日本の歩み。

目次

1 戦後70年 あの夏(生きて帰った自分は「悪人」(五木寛之)
焦土の下町涙のち笑い(三遊亭金馬) ほか)
2 戦後70年 伝える(敗戦の三か月前に満州入植…ひどすぎる(山田火砂子)
国力の限界超えた戦い なぜ強行したのか(堀江正夫) ほか)
3 戦後70年 語る(日本の役割 熟慮の時(ヘンリー・キッシンジャー)
「富国民」路線で発展(御厨貴) ほか)
4 戦後70年 想う(耐え生きる「一人の哲学」(山折哲雄)
「あはは」の心 時代を貫く(桂文珍) ほか)
5 戦後70年 明日への視点(沖縄戦七〇年 重い歴史と未来―論点スペシャル(額賀福志郎/高良倉吉/大田昌秀)
まぎれもない侵略行為―終戦70年寄稿(中曽根康弘) ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

31
宮本憲一名誉教授:福音列車 すがる被爆者(34頁~)。自由と民主主義。名大。波多野澄雄名誉教授:日米戦争の教訓は、アジアに覇権を求めず、開放的国際主義との調和、国連への協力で、自由市場と貿易確保に努めること(132頁上段)。但し、TPPはやり過ぎだけれど。明石康氏:創るは途上国開発、人道支援、PKOへの積極参加を通じ、世界安定に一汗も二汗もかくこと(142頁)。但し、安保法制はやり過ぎ。上野千鶴子名誉教授:占領期の研究課題として、パンパン、占領と性暴力、売買春、植民地処理と山積(175頁)。2016/04/11

横丁の隠居

3
戦後70年の節目で有名無名の経験者の話を細部に目を向けて記録しておく。趣旨はよくわかるし、実際貴重な記録となっている部分もある。ただ、あくまで読売新聞史観に立っているということが限界を作ってしまっている。冒頭の橋本五郎氏の文章では「反安保法案派」の主張に反論しているのだが、いずれも本質を突いていない。安保法案の必要性を正面から語るならまだしも反対派を詭弁を弄して貶めようというのは読んでいてあまり気持ちのいいものではない。そのため全体のトーンがおかしくなってしまっている。読み手が主体的に読む必要がある。2019/09/09

ひらぐち

1
戦争を知る著名人始め色んな方をインタビューした貴重な資料。戦争については語りたくない為、語らずに生きてこられた方もお歳を召されて語ってくれるようになってきたようだ。ただ7年前の著書ということもあり、現在は既に亡くなっている方、私が読んでいる最中に亡くなられた方もいらっしゃった。総じて戦争は嫌だ、何とかして避けるべきというご意見。戦争を知る世代の方々がいなくなって、これから日本はどこへ向かうのだろうか。自分の世代、子供の世代、孫の世代も戦争は無いまま時代は流れてほしい。(現在私は36歳子供3人)2022/09/17

牛タン

1
日本の外交、内政を考えるうえで長期的な視点を得られたように思う2018/03/08

となりびと

1
表紙の写真(ふんどし姿の騎馬戦)が良い。1943年、八王子での一枚らしい。そんな戦中での体験談やその経験を通しての現在に続く問題、安保、沖縄基地などについての提言が国内外・著名人・一般人の口から語られている。戦争経験者の減っていく最中で記憶に止めておかなければならないことは改めて一つに感じた。その上で現在の問題をどう考えるか…“読売”なりの考え方かもという先入観もあったけれども大きな偏りはなかったかな。2016/05/07

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