新潮文庫<br> 最後に笑った男〈上〉

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新潮文庫
最後に笑った男〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784102165126
  • NDC分類 933

内容説明

西ドイツの民間会社が中央アフリカのチャドに、第三国へ貸与するためのスパイ衛星基地を建設した。情報を得たCIA長官ピーターソンは現地で工作を開始するがことごとく失敗。同じころ、あいつぐ工作員の死にKGB議長ペトロフも焦躁を深めていた。このまま事態を放置すれば、世界情勢に重大な変化が及びかねない。CIAとKGBはついに、協同で妨害工作に当たることを決意する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

54
第三国によるロケット打上げを阻止すべく、CIAとKGBが組むがそこにイスラエルのモサドが絡む。前書きでフリーマントルは本書で書かれた中央アフリカに作られた民営企業数社による通信衛星打ち上げ会社は実在すると述べている。2016年現在も存在するかは不明だが、宇宙を制する者が世界を制するとしてスターウォーズに目を向けていた世界はこんな仇花をも生み出していたことに改めて驚愕する。国対国ではなくテロ対国家という敵の構図が変化した現代、再びこのような形で争いの火種を生む民間企業が生まれていないことを強く望みたい。2016/08/05

bapaksejahtera

8
旧西ドイツの民間会社がアフリカのチャドに第三国へ貸与目的のスパイ衛星基地を建設。これにリビアが護衛することとなる。情報収集に派遣されたCIAとKGBの要員はいずれも無残に殺害される。両者のトップは各々の政敵の反対を押切り共同作戦に踏切る。これがが前半。CIAとKGBは西ドイツ政府の査察官を偽装して乗込むのだが、この場合本国の民間会社は現場に対応を任せるのでなく、本部から然るべくアテンドを行うのが常道。これがここまでの大きな疑問である。兎も角も最後に笑うのは誰か。CIAの副長官ではミエミエだが、ハテ。2020/09/14

まー

0
A1987/10/27

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