中公叢書
シノワズリーか、ジャポニスムか―西洋世界に与えた衝撃

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120047541
  • NDC分類 702.05
  • Cコード C1070

出版社内容情報

19世紀後半から20世紀前半の西洋で盛行したジャポニスムと、これに先行したシノワズリは、どちらが根底的な影響を与えたのか。

内容説明

西洋世界により大きな影響を与えたのはどちらか?「文化史のリオリエント」を鍵に、これまでの評価を再検討する。

目次

第1章 通説をめぐって(シノワズリーとは何か;シノワズリーに対する評価;ジャポニズムとは何か;ジャポニズムに対する評価;通説的理解への疑問)
第2章 リオリエント(一八世紀までのアジアの経済力;リオリエントの議論の広がり)
第3章 文化史のリオリエント(極東とイングランド;中国の庭園概念の影響をめぐって;二〇一〇年に観光された二つの著作;「文化史のリオリエント」への評価)
第4章 連続性を考える(ヴィジュアルな、そして物質的な影響;研究史を再検討する;見逃されてきた中国の影響力;一九世紀中葉におけるシノワズリー復活の兆し;中国と日本のイメージの落差)
第5章 万国博覧会における日本と中国(一八五一年大博覧会;一八六二年ロンドン万博;一八七六年パリ万博;一八七三年ウィーン万博;一八七六年フィラデルフィア万博;一九〇四年セントルイス万博;万国博覧会に対する日本と中国の姿勢)

著者等紹介

東田雅博[トウダマサヒロ]
1948年、大阪市に生まれる。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。富山大学人文学部教授、金沢大学文学部教授などを経て、金沢大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

散歩牛

4
(自分みたいな)素人にもわかる学術本て感じ。まず世界経済では、宋の時代から1800年代頃までアジア(中国)が優位だったが、やがて西欧が中心になり、近年再び中国が優位になりつつある、という「リオリエント」という見方があるそうで、それを文化の流れに敷衍した「文化史のリオリエント」と名づけられた考え方が説明される。そのうえで、当時のシノワズリーとジャポニスムの姿は実際どの様なものだったか?それぞれの影響と相互の関係は?という事を様々な文献から論考して流れをまとめた内容。このような研究はまだ始まったばかりで 字数2016/03/21

秋津

2
西洋世界に大きな影響を与えた「シノワズリー」「ジャポニスム」について、両者の関係から考察した一冊。シノワズリーの存在があったからこそジャポニスムが盛行したという両者の関連性、連続性が十分に顧みられなかったという観点から、日本、中国の万博への対応や両国への西洋世界の評価(西洋化を進める日本への高評価、保守的な中国へのマイナス評価)などが文化への評価へも影響を及ぼしたということについて興味深く読むなど。未開拓の部分が多い分面白い分野だなと。2015/12/31

Go Extreme

1
通説をめぐって: シノワズリーとは シノワズリーに対する評価 ジャポニズムとは何か ジャポニズムに対する評価 通説的理解への疑問 リオリエント: 18世紀までのアジアの経済力 リオリエントの議論の広がり 文化史のリオリエント: 極東とイングランド 中国の庭園概念の影響 2010年に観光された二つの著作 文化史のリオリエントへの評価 連続性を考える: ヴィジュアルな・物質的な影響 見逃されてきた中国の影響力 19世紀中葉におけるシノワズリー復活の兆し 中国と日本のイメージの落差 万国博覧会における日本と中国2024/08/29

かんしゃします。

1
時代はジャパニーズポップによるネオ・ジャポニスムに移行している。20世紀以降のアートの変貌は目まぐるしい。2021/11/20

読書記録(2018/10~)

1
メモあり2018/12/07

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