世界は終わりそうにない

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120047244
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

愛すべき、私たちのしょっぱい日常。恋愛の苦み、読書の深み、暮らしの滋味…膝を打ちたい気分で人生の凸凹をあじわうエッセイ集。

目次

1 膝を打ちたい気分((笑)の救い
「くん」コンプレックス ほか)
2 あれ食べよう、これ食べよう(記憶味覚;私のごちそう ほか)
3 物語というもの(対談―旅とボクシングとハードボイルド(船戸与一×角田光代)
対談―映画『八日目の蝉』が見た世界(成島出×角田光代) ほか)
4 恋愛じゃなきゃできっこない(お金と恋愛;自分を磨きたいと思ったことはありますか? ほか)

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年「幸福な遊戯」でデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年には『かなたの子』で泉鏡花文学賞及び『紙の月』で柴田錬三郎賞を、14年『私の中の彼女』で河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

138
よくエッセイを読む派、読まない派と分かれますが、僕は好きな作家さんのエッセイは読みたい派ですね。角田さんのエッセイも読みたくてようやく手にすることができました。そして、いくつか文章を読んで気づいたのが、角田さんって普通の人で、常識人なんだということでした。結構アウトローな人々を描いているので、てっきりご本人もと勝手に思い込んでしまいましたね。よしもとばななや三浦しをんとの対談も面白かったし、何より恋愛について書いたエッセイが面白かったですね。角田さん、マニアックな外見派で、恋の駆け引きは苦手派なのですね。2016/10/30

starbro

134
角田光代の小説もエッセイもコンスタントに読んでいます。本作は、エッセイ、対談集、書評、恋愛論とバラエティですが、中では対談集が優れものです。異色な船戸与一(実は、早稲田大学、海外旅つながり)との対談と三浦しをんとの対談がオススメです。角田光代がボクシング(著者はボクシングもやっている)小説「空の拳」を書いているとは知りませんでした。機会があったら是非読んでみたいと思います。2015/06/10

yumiko

99
ここ数年毎年のように何かしら賞を受賞されている著者。乗りに乗っていると言っても失礼には当たらないだろうと思う。 今作は各所で掲載されたエッセイに、対談(よしもとばななや三浦しをんと!)、書評などをまとめたお得感いっぱいの一冊。1章では章題通り膝を打ち、4章では同じような恋愛経験に頷きまくった。 一番印象に残っているのはばななさんとの対談「書く女の孤独の先へ」。素晴らしい読書体験だった「私の中の彼女」の制作秘話が語られているのだけれど、非常に興味深かった。角田ファンの皆さまは是非!2015/07/17

barabara

94
とても好きな作家。だからこそ中にはイマイチな話があっても、それもひっくるめて、普段何を考えてどういう思考なのか、ちょっとした小話で知るのが嬉しい。対談は相手側が自分にとって無名だとあまり面白くないかも。角田さんって本当に頭が良くてそれでいて優しいという評判だから、エッセイを読んでいてもほんわかちょっと友達になったような感じにもなったり。完2015/07/06

ドナルド@灯れ松明の火

86
角田さんのエッセイ、書評、対談がてんこ盛り。面白いなぁ。三浦しをんさんとの対談は特に面白かった。作家としての日々の考え方や悩み、依頼された書評に対する考え方等、角田さんの内面がにじみ出るような一冊だった。書評の中から篠藤ゆりさんの「旅する胃袋」に対する評価が高いので是非読んでみたい。お薦め2016/03/15

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