出版社内容情報
箱根駅伝は90年以上の歴史の中で多くのドラマを生んだ。名ランナーたちの活躍や試練など胸を熱くする逸話と共に、その歴史を振り返る
内容説明
襷に込めた意志と情熱。箱根に憧れ、箱根に泣いて、ランナーたちは強くなる。走り継がれる想いを背負い、箱根路の歴史を彩った選手たちの物語。
目次
序章 箱根から世界へ
第１部 ランナーたちの足跡（“山の神”たちの輝き；花の２区を駆けたエースたち；箱根が生んだ世界的ランナー；福島の系譜；悲運を越えて；箱根が生んだ名監督；留学生の衝撃；学連選抜の存在意義）
第２部 箱根駅伝の歴史（箱根創設―駅伝の誕生；大正から昭和へ、戦前の箱根駅伝―南昇竜、村社講平らのベルリン五輪での活躍；戦後復興―戦後すぐの山の神、西田勝雄；日大とのライバル関係から中大６連覇；新興勢力の台頭と伝統校の低迷；中村清と早大復活―伴走車あれこれ；テレビ中継と箱根の盛況―ＮＨＫのラジオ中継；駒澤大の時代―逆転の駒大；東洋大の躍進―箱根の優勝；コースの変遷）
終章 ２０１３年８月、世界選手権モスクワ大会から
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
60
三年前、インフルエンザに罹患し一人部屋に隔離された時に、何となく見始めたらそのまま魅入られた。何のために苦しい思いをするのか…、長距離走嫌いな私が夢中になって見た。一生懸命走る姿は美しく、高熱の苦しさも忘れて。箱根駅伝の歴史、有名選手や監督、その弊害についても書かれていて、箱根ファンには読みごたえがある。駒大の大八木監督は、24才で駒大二部に入学して駅伝に出場、小出監督も家出して働いてから順天堂に行ったり、そこまで苦労をしても引き付ける魅力を持つ駅伝。今年は学連選抜も再開されるようで楽しみだ2014/02/24
しょーくん＠本棚再編中
34
★★★★★★☆☆☆☆箱根駅伝好きにはたまらない名ランナー・名指導者のエピソード集です。箱根駅伝経験者からオリンピックのメダリストが出ていないのも不思議ですね。何かと箱根駅伝の功罪について、色々な意見はありますが、やっぱり箱根駅伝があるからこそ、今日の日本の陸上長距離界があると思います。2014/01/22
じゅんじゅん
6
様々な思いで箱根を駆け抜けた選手達の物語。来年の箱根はこれまでの歴史を感じながら観戦しようと思います。そして、箱根から世界を駆け抜けるランナーがたくさん育ちますように・・・。2013/12/28
クールグレー
3
６年前の出版であり、青山学院大学の活躍は記されていないが、90回の箱根駅伝を知るには十分な内容。ストイックな練習には頭が下がる。テレビ中継が始まったのは意外と最近だったんだ。魅力たっぷりの箱根駅伝。これからも楽しませてもらいます。2019/09/10
mori
2
母校が出ることもあり、毎年楽しみにテレビで見ている箱根駅伝。その歴史、過去の出場者を取材した書。関東の大学に進学したもの、陸上をやっていたものにとっての箱根駅伝はちょっと特別なところがある。今年も見ると思う。2018/12/30
