出版社内容情報
音楽とその世界の住人たちの秘密をそっと耳打ちしてくれる痛快エッセイ集。摩訶不思議で、媚薬的魅力たっぷりの世界にようこそ!
目次
1 作曲家はつらいよ
2 みんなで太れば怖くない
3 平土間(オーケストラ)の楽士たち
4 楽屋でお早うございます!
5 そで幕の陰から
6 困った神様たち(雇い主)
7 B氏は押されてばかり
著者等紹介
青島広志[アオシマヒロシ]
1955年東京生まれ。東京藝術大学を経て、同大大学院修士課程(作曲)を首席で修了。これまでに作曲した作品は200曲を超える。ピアニスト・指揮者としての活動も40年を超え、最近ではコンサートやイベントのプロデュースも数多くこなしている。テレビ「題名のない音楽会」(アドバイザー)「世界一受けたい授業」などに出演。他にもイラストや書籍執筆などの仕事も数多く手がけている。東京藝術大学・都留文科大学講師。日本現代音楽協会・作曲家協議会・東京室内歌劇場会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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りんか
2
最初こそクラシックの手引きのような話が続くが次第にギャラの話や楽屋の話、音楽界隈の人間関係などに内容が移って行く。良くも悪くも個性的な筆致なので合う合わないがはっきり別れそうだ。何はともあれ自分の知らない分野の話は興味深い。2015/11/20
zeeen
1
[敵中漂流]デイモンゴーズ 日本に占領されたフィリピンから脱走し木造漁船でオーストリアまで向かうアメリカ兵の手記。ハリウッド映画顔負けの大逃亡劇だ。敵兵や嵐やサメをかいくぐり、時にロマンス(?)まであり冒険活劇のようにハラハラさせられる。また著者のタフさにも驚く。日本軍が悪魔の手先のように描かれているが当時の敵対国だからそこは仕方ないよね。2023/06/02
やぎとら
1
週刊新潮に連載された、音楽業界の裏話エッセイを書籍化。 エッセイというのは著者との対談のようなもので、書き手によって好き嫌いがハッキリしてしまう。普段エッセイはあまり読まないが、今回はどうもソリが合わなかった。以外にセコい業界の内情は分かったが(まあ水ものなので)、全体的に説明が足りないようで内容が理解できなかったり、掲載が発表順ではないので人間関係の前提が後から出てきたりと、どうも読みにくかった。2013/08/23