出版社内容情報
消えた恋人を探し、画家は監獄、人形工場、裁判所へ流れ着く。虚と実、生と死の境がゆらぐなか都市の秘密が垣間見え…無類の奇譚小説
内容説明
何が本当で、何はただの物語なのか?消えた恋人を探し、孤独な男が飲み込まれた奇譚の迷宮。
著者等紹介
ラファージ,ポール[ラファージ,ポール] [La Farge,Paul]
1970年生まれ。99年に『失踪者たちの画家』でデビューし、その後、擬似歴史小説などを発表。「翻訳書」の体裁で、19世紀フランスの文人ポール・ポワセル「著」のThe Facts of Winter(2005)がある。現在、ニューヨーク州バード・カレッジで創作を教えている
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京生まれ。東京大学文学部教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴ・エリクソン、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベックなどアメリカ現代文学の作家を多数翻訳する。著書『生半可な學者』(1992)で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(2005)でサントリー学芸賞を受賞、訳書『メイスン&ディクスン』(上・下)(2010)で日本翻訳文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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