服を作る―モードを超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120045059
  • NDC分類 589.2
  • Cコード C0070

出版社内容情報

世界に衝撃を与え続けるファッション界の雄。生い立ちから現在までを語った貴重な証言に、百の質問を加え、魅力と創造の核心に迫る。

内容説明

四〇年にわたるキャリアの中で、世界に衝撃を与え続けてきたファッション・デザイナー山本耀司。生い立ちから現在までを語った貴重な証言と、多方面からのアプローチを試みた一〇〇の質問で、魅力と創造の核心が明らかに。

目次

1 後ろ姿
2 一〇〇の質問
APPENDICE 服の作り方

著者等紹介

山本耀司[ヤマモトヨウジ]
1943年、東京都生まれ。1972年、株式会社ワイズ(Y’s)設立。1977年、東京コレクションにデビュー。北野武の映画作品『BROTHER』、『Dolls』等の衣装を手がける。2004年、紫綬褒章受章。2011年、フランスより芸術文化勲章「コマンドゥール」を叙勲される

宮智泉[ミヤチイズミ]
1960年、東京都生まれ。国際基督教大学卒。1985年、読売新聞社入社。2009年、カリフォルニア大学バークレー校ジャーナリズム大学院講師。2012年11月から生活情報部(現生活部)長。長年、ファッション、働く女性の問題などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

85
面白かった。限りなく文学的なファッションデザイナー、というか、芸術家ですね。  パリ時代の話、華やかな人間関係  柔道や空手に凝ったり、以外や体育会系。 坂口安吾の英訳は彼の努力でできたんですね。(許可出さなかった奥さんを説得した)2021/02/20

syaori

54
耀司が静かに語るのを聞いてるよう。彼が語るのは「服を作る」ということ。服を作るということは「自分の手から出ていく魂を信じ」ること。服を作るということは「まだ言葉にならないけれど”これからはこうあってほしい”という空気や思いを表現する」こと。人種間の分断が深まる世界に、奴隷商人が悔いて作ったという「アメイジング・グレイス」が流れるコレクションを提示すること。そう、デザイナーたちはいつだって服に乗せて世界や自分に対する様々な思いを表現してきた。そんなことを思い出させる、服の力を信じさせてくれる素敵な本でした。2019/09/27

らぱん

48
生きる伝説と化した山本耀司が、このインタビューではかなりとっつきやすい男のように思える。新宿生まれを江戸っ子と言うのも語弊があるかもしれないが、彼の語り口に江戸っ子の粋や潔さを感じる。実際のところ、戦中に生まれた彼は良くも悪くも昭和の男なのだが、自分の人生で出会った三人のファムファタルの最初の女として母親を挙げオイディプスであることをさらりと告白し、フェミニストでもあるようだ。政府によって与えられた「後期高齢者」という肩書に腹を立てながら、色気のある男でありつづけるヨウジはとても素敵だ。↓2019/10/08

アコ

29
かっこいいー!と読みながらずっと思っていた。世界的に有名なファッションデザイナーなので、名前や服の雰囲気は知っていたけど、生い立ちからデザイナー初期時代、パリコレのこと、そして現在を語ったものを読めたことが幸せ。100の質問も人間・山本耀司が見えてよかった。全体的に語り起こしで読みやすい。Y'sを着こなすオトナを夢見ていたのに未だに叶ってない…そろそろ頑張りたい。そう、着る側も頑張りが必要な服だと個人的に思う。(服に負けない髪型やメイク、スラッとした体型など。) ファッションは芸術だものね。2019/09/01

たまきら

27
シンプルなタイトルに(変わった手芸の本だなあ)と手に取ったらまあ、恐れ多くもヨウジ様でした。自分は服飾業界の通訳はしたことがありませんが、先日読んだイタリア語通訳の人の、イタリアのブランドかヤマモトヨウジ・ミヤケイッセイを着ないと足元を見られるという話になるほど、と思ったのを思い出しました。その世界のヨウジが淡々と語る言葉のシンプルさと屈託のなさに思わずにっこり。好きな英語は「フラジャイル」というのがなんだかびっくり。彼の服のことをそう感じたことはないからなあ。一読の価値がある本です。2019/06/27

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