内容説明
入学難と就職難は深刻な課題を提起した。下巻では戦前期の社会・経済構造の変貌と関連づけて、高等教育の生々しい実態を克明に描くとともに、学制改革をめぐる様々な論議を詳細に検討し、今日につながる問題のルーツがこの時期にあることを明らかにする。
目次
第6章 高等教員の世界
第7章 入学者選抜と受験競争
第8章 変貌する学生像
第9章 就職難と学歴主義の時代
終章 学制改革論議の再燃
著者等紹介
天野郁夫[アマノイクオ]
1936年、神奈川県生まれ。一橋大学経済学部・東京大学教育学部卒業。名古屋大学教育学部助教授、東京大学教育学部教授等を歴任。東京大学名誉教授。専攻は教育社会学。1984年に『試験の社会史』(東京大学出版会、平凡社ライブラリー)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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