アメリカにとって同盟とはなにか

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  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120044526
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0031

内容説明

他国の評価の基準に政治体制のあり方をおくアメリカ、人権外交を提唱するアメリカ、相互扶助を前提にすえるアメリカ…。同盟に消極的だったアメリカは、第二次世界大戦後には世界の主要民主主義国との同盟締結に意欲を隠さない。アメリカのねらい、同盟の意義を問う。

目次

アメリカ外交にとっての同盟と日米同盟―一つの見取り図
アメリカの外交的伝統・理念と同盟―その歴史的展開と日米同盟
超大国アメリカにとっての同盟―理論的分析への試論
「理念の共和国」が結ぶ同盟―国益と価値の共鳴と相克
米国多国間同盟の中のNATO
米英同盟と大西洋同盟―「特別な関係」の歴史
米韓連合軍司令部の解体と「戦略的柔軟性」―冷戦終結後の原型と変則的展開
溶解する米台「非公式」同盟
同盟国を求めて―米国の中東政策の難問
東南アジアにおける米国同盟―提携の多角化と仮想同盟の形成
米州の集団安全保障体制―米州機構と米州相互援助条約の進展と動揺
日本の安全保障政策と日米同盟―冷戦後の展開と今後の課題

著者等紹介

久保文明[クボフミアキ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。アメリカ政治外交史・アメリカ政治専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

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目次概要第三章③超大国アメリカにとっての同盟-理論的分析への試論⑤米国多国間同盟の中のNATO⑥米英同盟と大西洋同盟⑦米韓⑧米台⑨同盟国を求め⑫日本の安全保障政策と日米同盟…アメリカは同盟に何を望むのか…。同盟に消極的だったアメリカは、第2次世界大戦後には世界の主要民主主義国との同盟締結に意欲を隠さない。この書は(公益)日本国際問題研が平成二十二年度に実施した外務省国際問題調査研究・提言事業費補助金事業研究プロジェクト「日米関係の今後の展開と日本の外交」「アメリカ外交にとっての同盟」をまとめてものである。2013/04/06

Haruka Fukuhara

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自分の関心に関しては、冒頭の久保先生の論稿が簡潔かつ有益に感じた。他の論稿も専門家によるこれまでのアメリカの同盟に関する位置づけがよくわかる力作揃いで、大いに勉強になりそうな印象を受けた。今後のアメリカの同盟を占う上でも、これまでの同盟の把握は大切だろう。それとは別に、今後のアメリカが目指すであろう同盟の展望についての論稿も読んでみたいところ。2017/01/23

ワッキー提督

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アメリカの主要な同盟とその背景に関してよくまとまった一冊。筑波大学図書館にて。2014/11/06

coolflat

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第二次世界大戦後のアメリカの主要な同盟群は三つある。第一が西欧諸国と大西洋を中心とするNATO。第二が日米、米韓、ANZUSを中心とするアジア太平洋地域の二国間同盟の束。第三は第二次世界大戦を共に戦った、ホワイト・アングロ・サクソン諸国のグループ。この他に、各論として、米英同盟、米韓同盟、米台同盟、米中東同盟、米東アジア同盟、米州機構、日米同盟を解説。各地域によって同盟の意味合いは全く違っているため、米国の戦略を知ることができる。どの同盟も共通しているのは、戦略的柔軟性と米軍再編成である。2013/08/14

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