内容説明
政府が支援し民間が実施するという、官助民弁の推進が国有企業改革と民営経済の振興につながった。その政経民連携の改革プロセスがいま明かされる。日本ではお目にかかることの少ない中国の大発展の当事者が書いたストーリー。
目次
歴史に対する責任感を胸に刻み、率先して現代化を実現する
東北の従来型工業基地振興を牽引する
従来型工業基地振興の要―経済システム改革の推進
行政管理体制の改革を進めサービス型政府の建設を早める
二〇〇四年政府活動報告
従来型工業基地振興戦略を実行し、大連が率先して全面的発展を早める
東北アジア経済協力における歴史的機会
経済グローバル化の趨勢に順応し、欧亜の経済貿易協力を推進する
環渤海地域経済協力における大連の役割と機会
古い考え方をさらに改め、企業改革を全面的に加速しよう〔ほか〕
著者等紹介
夏徳仁[カトクジン]
1955年6月中国・遼寧省大連市に生まれる。1982年東北財経大学(大連)財政金融学部を卒業、同大学財政金融学研究科修士課程、博士課程を修了し、1990年博士(経済学)を授与される。1992年東北財経大学教授に就任、94年から97年まで同大学学長を務める。1998年大連市副市長、遼寧省人民政府副省長に就任。2003年より2009年までの7年間大連市市長を務め、2009年5月より現職の中国共産党遼寧省委員会常務委員、共産党大連市委員会書記となり、現在に至る
慈道裕治[ジドウユウジ]
1970年、京都大学理学研究科博士課程(物理学第二専攻)単位取得退学、現職、立命館大学教授、理学博士。専門分野は科学技術史、産業技術論
斎藤敏康[サイトウトシヤス]
1977年、立命館大学大学院文学研究科東洋思想修士課程修了。現職、立命館大学教授。専門分野は中国現代文学、文学修士
松野周治[マツノシュウジ]
1979年、京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現職、立命館大学教授・立命館大学社会システム研究所所長、経済学修士。専攻分野は日本アジア経済関係論
曹瑞林[ソウズイリン]
1982年吉林大学日本文学言語専攻卒業。現職、立命館大学教授、経済学博士。専門分野は中国経済論、財政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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