内容説明
建築作品や文章だけではわかりにくい思考過程や人生観がここに。
目次
作家・白井晟一の建築創造をめぐって―「ギリシャの柱と日本の民衆」を読んで(神代雄一郎)
人間・物質・建築―現代のデザインについて語る(原広司)
建築と詩の原質(草野心平、栗田勇)
書と字(白川静)
石と日本建築(神代雄一郎)
木のはなし(神代雄一郎)
創造の倫理「精神の荒廃のなかで」(原広司、宮内康)
『書』について―詩人と建築家の対話(草野心平)
花に秘す(前川國男、大江宏)
白井晟一 建築と書(栗田勇)
普遍のアニマ(磯崎新)
東西文明論(桑原武夫)
現代建築と聖なるもの(栗田勇)
建築に思う(宮嶋圀夫)
解題 白井晟一氏についての断片的ノート
著者等紹介
白井晟一[シライセイイチ]
1905年(明治38年)、京都に生まれる。京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)卒業。ヨーロッパに留学し、帰国後、建築家としての活動に入る。代表的作品は「旧松井田町役場」「ノアビル」「渋谷区立松涛美術館」など。高村光太郎賞、建築年鑑賞、建築学会賞、毎日芸術賞、日本サインデザイン賞、日本芸術院賞、商空間デザイン賞を受賞。1983年(昭和58年)逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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