内容説明
世界一、日本一を果たした原監督が目指す人材育成、チーム作りとは―父・原貢や巨人軍選手が語る原監督とのエピソード、WBC優勝秘話も掲載。
目次
第1章 自分で考え、決める力
第2章 父から学んだ力
第3章 人をひきつける力
第4章 失敗から学ぶ力
第5章 活かす力
第6章 育てる力
最後に 強い組織を作るには―監督の心得
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
239
やっぱり原監督って今の野球界でもすごい監督の1人だなと感じた。選手にかける言葉の一つ一つがいいな。あと当時の選手も10年経ったので引退した人、監督までやってる人、現役で続けてる人、コーチをしてる人と多種多様だけど、キムタクだけは泣けた。高橋元監督にも長嶋監督のような指導を原監督にして欲しかったなと思った。今年の巨人も要所で原監督の動きがチームを躍動させているので今後にも注目したい。2019/04/26
再び読書
35
多分原氏の現役の頃のバッティングを知らなかった人は単純に感心させられる考え方に基づいた監督だったと思う。特に長嶋氏のやり方と比較すると納得出来るトップである事はわかる。ここに欠けているのは、ぼくが期待した野球技術に関する記述が皆無だった。確かにあんなにチャンスに凡退の山を築いた人のバッティング理論には説得力が無いのは明らかだ。であるが、選手に対する意思の伝え方は流石で、圧倒的な戦力わ有する巨人軍の監督としては、優れていたのだと思う。しかし、仁志を2番にしようとした考え方には共感できない。偉大なる凡人!2017/03/29
柔
28
素人の私でもわかるくらい大胆な采配をする原辰徳という人物に興味を持ち読んだ。「2-3からの打撃だけは、工夫しなさい。あとはいいから、自分の力で、自分のやるべきことをやりなさい」全部は与えない。自ら考え行動できるチーム作り。ここに私は注目した。「弱さは恥ではない」弱さが恥なのではなく、弱い自分から逃げることが恥だと。「毒を食べさせられても栄養にする」どんなことでもエネルギーに変えられる人間。優勝した翌年も同じことをしていたら勝てない。変化を恐れない。指導者の武器は言葉なのだと改めて感じた。2019/07/14
Kentaro
12
監督は、信念を持って突き進むことも大切だが、何かを見て、「これはいいな、改めよう、変えてみよう」と柔軟に取り入れることのできる姿勢も必要だと思う。また、常にそういったものを欲していなくては、その新しい何かを見つけることはできない。特にプロの集団は、猛者の集まり。常に彼らの中から何かを得ようという意識で接していれば、自分の活力にもなるし、前向きに彼らの中に入っていくことにもなる。選手、コーチ、フロントも含め、チームスタッフの集団の中に監督である“私”が存在して、何か新しいものを発見する機会を得る事ができる。2018/11/05
SPECTER
5
原貢氏が語る原監督の話も面白い。修羅場を乗り越えてきた二人の勝負師なだけあって言葉ひとつひとつが重い。 基本を大事に繰り返し忍耐力を培う 終わったら前に、記念品にこだわりなし 素直さ、朗らかさ、謙虚さ やり続けられなくてもあきらめない、背伸びをしない2020/07/19
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