瀬戸内寂聴に聞く寂聴文学史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120040597
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

愛し、書き、祈った激動の人生と多彩な作品を、ロングインタビューで振り返り、87歳の今も精力的活動を続ける情熱の源に迫る!

内容説明

子を置いての出奔、妻子ある人との関係、作品への毀誉褒貶、出家…波瀾に満ちた人生を作家自身の「語り」で振り返り、尽きせぬエネルギーの源に迫る。

目次

第1章 私小説としての人生(「夏の終り」から始まった;文学少女時代;早すぎた結婚;出奔、流浪;「花芯」の屈辱;流行作家の私生活;運命の出会い;愛された記憶)
第2章 伝記小説が出家をうながした(誤解される女、田村俊子;『かの子撩乱』と岡本太郎;大正の女たち;平林たい子の痛快;佐多稲子との因縁;宇野千代と昭和の“女流”;有吉佐和子という盟友;遁世への憧れ;出家の日)
第3章 京都と『源氏物語』(『京まんだら』の人々;昭和の中の乱世;「寂庵」を結ぶ;晴美から寂聴へ;『源氏物語』への運命;女人成仏;『源氏』とケータイ小説)
第4章 文学と祈りの間で(革命に生きた女性たち;「青鞜」から受け継ぐもの;自立の案内人として;天台寺のあおぞら説法;戦争、反対!;小説はわが真言なり;さまざまな男友達;梵音に祈りを)

著者等紹介

尾崎真理子[オザキマリコ]
1959年宮城県生まれ。青山学院大学文学部卒業後、読売新聞に入社。1992年より、文化部記者として「文芸時評」欄をおよそ10年担当。作家へのインタビューにも定評がある。現在、読売新聞東京本社・文化部次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katta

0
長生きは才能だと思う。そういう意味では瀬戸内寂聴は天才だといえる。87歳になった現在、過去のあらゆることを新聞記者の尾崎に語ったすごい本。文学史をそのまま体現したような言葉の全てが有難い。出家した意味も想像していたこととは大きく違っていた。文学界の宝である。2009/10/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/259593
  • ご注意事項

最近チェックした商品