自分の頭で考える

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120040306
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

前例が通用しない今、知識ばかり蓄えても意味がない。強くてしなやかな思考力を養おう。『思考の整理学』の著者、待望の最新刊。

内容説明

必要なのは強くてしなやかな本物の思考力だ。人生が豊かになるヒント満載の爽快エッセイ。

目次

忘却は「力」である
頭と体の活性化
談論風発の楽しみ
人間関係について
手紙のたしなみ
スポーツと頭脳
不熱心な読者の告白
なぜ外国語か
古典の誕生
エスカレーター人生
朝、予定を立てる
謙虚さということ
翻訳と日本人
歴史を疑ってみる
文学とは何か

著者等紹介

外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年、愛知県幡豆郡寺津村(現・西尾市)に生まれる。東京文理科大学英文科卒業。同大学特別研究生修了。研究社の嘱託となり、雑誌『英語青年』の編集長を10年余り務めた。東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。文学博士。お茶の水女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こきよ

39
現代に於ける情報の氾濫が、多くの人を思考停止にする元凶である感は否めないでしょう。全ての事象を懐疑視するのは、ナンセンスだが、氏が本書で言及されている、歴史観や文学論については、多いに再考の余地有りと感じますね。2014/06/21

壱萬参仟縁

34
知識と思考は反比例する(ⅲ頁)。朝と午前中は金、昼の食事前は銅、夕食前は銀の時間(23頁)。朝活はベストか。文章を書くことは、読書に比べたら積極的活動で、見ている人がなくて気が楽。書く人は時間を味方にできる(36頁~)。人間らしさを教えるのに、貧困ほど有効なものは少なくない(54頁)。いや、程度問題だろう。外山先生は極貧を知らないだけだろう。散歩をスポーツに:困難は歩くことで解決する=solvitur ambulando(85頁)。2015/10/01

凡人太郎

19
先に読んだ「エスカレーター人間」とほぼ内容は同じです。2015/04/18

雨巫女。

14
昔の話は、楽しく読まさせていだきました。自分が書いた本を人に送らない話は納得です。2010/11/10

銀雪

8
共感できない部分もあったし(内田樹と反対の主張してた箇所もあったような)、イヤミっぽい口調には若干抵抗があったものの、なかなかおもしろかった。忘却について、そして古典の誕生や、歴史、翻訳、文学研究のくだりが特に興味深く読めた。歴史学ってそんなに新しいものだったのか。岡倉天心にも興味を持てた。随所に見受けられる比喩表現も、的確だとは思わなかったけれどおもしろい。私って知識メタボリックかもなぁ、と少しグサッときたりも。人文系の学部に入学したばかりの大学生に特におすすめかも。2011/03/01

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