出版社内容情報
単なる食材としての枠にとどまらず、さまざまな魅力を秘めたバルサミコ酢。その魔法の液体の魅力を今、解き明かす。
内容説明
世界中にモデナの文化とイメージを伝え続ける、バルサミコ酢の不思議な世界。生産者、協会、大学、流通等、業界に従事、関連する専門家の生きた声、証言を集めて執筆した。
目次
第1章 バルサミコ酢とは
第2章 ジャコバッツィ家とバルサミコ酢
第3章 バルサミコ酢の歴史
第4章 伝統的なバルサミコ酢を守る人々
第5章 モデナのブドウ栽培
第6章 バルサミコ酢を科学する
第7章 バルサミコ酢を楽しむ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
25
ずいぶん前に人形町の伊レストランで母とすごい勢いで飲み食いしてたらシェフが興味津々で挨拶に来てくれて、平日だったこともあり話が盛り上がりまして。食後「これは気持ちです」とパルミジャーノに粘度の高いバルサミコをほんの少しかけたものを彼がうやうやしく出してくれました。そして、この時のバルサミコ酢を超えるバルサミコ酢にまだ出会ってません。あれは衝撃だった。芸術だった。そして、この本の含蓄にはもう言葉もありません。食の歴史の奥深さにただただ感激。良質の研究書です。もっともっと知りたい!2017/02/03
ピエール
0
オリーブオイルの本を読んで、すっかり「もこみち」君のようにオリーブオイルに取り付かれてしまった(本を読んで以来、ほぼ毎日オリーブオイルを使っています)ので、引き続きバルサミコ酢を調査。その結果、本物のバルサミコ酢は何十年も熟成させたもので、250ccで数万円もするということが判りました。 巷に出回っている安い合成のバルサミコ酢で我慢することにします。2013/03/11