枯山水

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120039898
  • NDC分類 629.21
  • Cコード C0071

出版社内容情報

昭和の名作庭家が、枯山水の由来から発展を様々な資料から解読、美の小宇宙を体現した魅力を描いた名著を復刻。〈解説〉齋藤忠一

内容説明

枯山水とは、庭園造形の中にある自然美を、高度に詩訳したものである。枯山水とは、水に対して、不可能を可能とする芸術性に徹した作品であった。枯山水は、奇想天外な作品として誕生し、創意にあふれた永遠のモダンが内在的に発展したのであった。古文献解読と実測調査から、来歴と発展、その奥義を説く。

目次

1章 枯山水の諸問題(枯山水と池庭の様式的分類について;枯山水における前期式、後期式の分類;枯山水の音訓について ほか)
2章 枯山水の形式美と内容美(幽玄形式及び内容美としての枯山水;象徴形式及び内容美としての枯山水;空白芸術としての枯山水)
3章 枯山水の作例(前期式枯山水の作例;後期式枯山水の作例)

著者等紹介

重森三玲[シゲモリミレイ]
1896(明治29)年、岡山県生まれ。いけばな・茶道・庭園の研究を志す。1932(昭和7)年、京都林泉協会を設立、1933(昭和8)年、新興いけばな宣言をし、前衛創作を提唱。1939(昭和14)年に作庭した「東福寺八相の庭」が高く評価され、以来、日本各地の寺社や個人邸で作庭。また日本全国の庭園実測調査を単独敢行し、『日本庭園史図鑑』(全二六巻)、『日本庭園史大系』(全三五巻)として発表。1975(昭和50)年没。作庭した代表作として「東福寺・龍吟庵」「岸和田城・八陣の庭」「松尾大社・上古の庭」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

インテリ金ちゃん

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図が少なく理解しにくかった。歴史の流れは理解はできたつもり。2015/06/14

こんがら童子

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彼は作庭家であって学者ではないので、庭について理論的に説明しようとすると聞きかじったような物言いになる。そのため、庭一般についての語りで目新しいことはさほどなく、日本文化論にあるようなことを、ただ庭の話とダブらせただけのような、面白味のないものでしかなかった。また、知りたかった景気をどう庭に生かしていくか、ということは触れられていなかったため、さほど利のある本ではなかった。2009/02/15

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

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○…ちょっと文章が堅苦しいかな。しかし、枯山水って京都がほとんどなのね。2009/01/16

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