ゼルダ 最後のロマンティシスト

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120039874
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

フランスで27万部超のベストセラー。フィッツジェラルドの妻ゼルダの生涯をドラマチックに描く。07年ゴンクール賞受賞の長篇。

内容説明

アラバマ一の美女と謳われた奔放な青春時代。グラマラスなカップルともてはやされた放蕩の日々。小説を書き、絵を描き、バレエに熱中してもなお、夫の支配から逃れることができなかった結婚生活。フランス人飛行士との恋、飲酒に溺れていく夫との衝突、避けがたく見舞う精神の崩壊―没後60年、当時の風俗や実在の人物をちりばめて、嫉妬、焦燥、自己破壊の衝動に苛まれながら、断崖の山道を猛スピードで駆け抜けるがごとく生きた、激しく濃密な48年を独創的に描く。フランスで27万部突破のベストセラー小説。2007年ゴンクール賞受賞作。

著者等紹介

ルロワ,ジル[ルロワ,ジル][Leroy,Gilles]
1958年パリ近郊のバニューに生まれる。近代文学の講師やジャーナリストを経て、1987年に処女作Habibiを刊行。以後長篇、短篇小説を中心に多数の作品を発表している。2007年フィッツジェラルドの妻ゼルダ・セイヤーをモデルに描いた『ゼルダ 最後のロマンティシスト』(原題Alabama Song)でフランスの最も権威のある文学賞、ゴンクール賞を受賞。フランスで27万部を超えるベストセラーとなった

傳田温[デンダアツシ]
1965年長野市生まれ。明治大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了。同後期課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

帽子を編みます

46
ゼルダ、スコット・F・フィッツジェラルドの妻の伝記風なフィクションノベルです。ゼルダの小説(『ワルツは私と』など)を読んでいないため、スコットが彼女の小説を盗んだのかは私には判断出来ないのですが、彼女の生き方を参考にしたのは確かだと思います。作中でのヘミングウェイを想起する人物への激しい嫌悪感、攻撃。奔放、放蕩、破天荒なライフスタイルには精神病の症状を感じます、そして当時の治療法を思うと悪化していくのもやむを得ないかなとも思いました。世界一ゴージャスなカップルが破滅していく悲劇を描いた小説です。2024/11/17

駄目男

9
ゼルダとは スコット・フィッツジェラルドの妻のことだが、有名なお転婆娘とでもいうような女性だった。 10代でタバコを吸い始め、乱れた生活を独身時代から送ったようだ。彼女の住んでいた近くで陸軍大尉として駐屯していたスコットと結婚したのは1918年。スコット23歳、ゼルダ19歳、二人はアルコール、セックス、そして上流階級の生活に耽るようになる。本書は一人称で書かれ、まるでゼルダの手記のようにだが、あくまでもジル・ルロワなる作家の事実関係に即したフィクション。 2020/05/09

takao

2
ふむ2024/11/27

megco115

2
芸術を生み出すのではなく、この人自身が芸術。こういう人のことを考えると、いつも苦しくなる。ナンシー・ミルフォードのゼルダの伝記など、予備知識がないと読みにくいかも。2010/11/05

madoque

1
イタリア人の恋人が、花ズッキーニのフリットを作ってくれたという下りがいいと、で、さっそく作ってみたんだけど。2020/07/06

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