ルイ十六世〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 679p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120039591
  • NDC分類 288.493
  • Cコード C0022

出版社内容情報

改革むなしく旧体制の崩壊へと導かれた過程と王が処刑されるに至った真実を第一級史料を渉猟しながらフランス革命を検証する。

内容説明

断頭台の露と消えた悲劇の王。特権階級に改革をはばまれ、大革命勃発を招いた過程と最終的に王が処刑されるに至った真実を第一級史料を渉猟しながら検証する。

目次

王政改革
ロメニー・ド・ブリエンヌ
抵抗する高等法院
全国三部会を待ちながら
治世の重大な危機
譲歩
フランス人民の王たることは難しきかな
モンメディへの旅
王手
回避できない難破
囚われの国王
告発される国王

検死

著者等紹介

小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年、青森県生まれ。1978年、京都大学文学部卒業、1987年、パリ第四大学文学博士。1988年、東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京都立大学人文学部助教授等を経て慶應義塾大学文学部教授。専門は近代フランスの文学と文化史。文学、芸術、社会、思想を文化史の視点から総合的に読み解こうとしている。著書に『19世紀フランス 夢と創造』(1995年、渋沢・クローデル賞)、『身体の文化史』(2006年、義塾賞)など多数

玉田敦子[タマダアツコ]
1972年、三重県(四日市市)生まれ。専門は18世紀フランス文学。特に18世紀のフランス語修辞学。1995年、一橋大学社会学部卒業、1998年慶応義塾大学大学院文学研究科フランス文学科修士課程修了、2005年パリ第4(ソルボンヌ)大学博士課程修了。2006年より中部大学中部高等学術研究所研究員。同研究所が「学問の再構築」を目標とする共同機関であることから、現在は個人研究のほか、共同研究「春日井コモンズ研究会」(科学と“私”)を企画するなど、文理の枠組みを超えた領域横断的研究をおこなっている

橋本順一[ハシモトジュンイチ]
1948年、埼玉県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。慶應義塾大学大学院博士課程修了。1982‐1984年フランス政府給費留学(モンペリエ大学、パリ第3大学)。慶應義塾大学商学部教授。専門:19世紀フランス文学(G:フローベール)。シネマトロジー(映画の学)

坂口哲啓[サカグチノリアキ]
1959年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。パリ第八大学博士課程留学。D.E.A取得。19世紀仏文学専攻。城西国際大学、早稲田大学他非常勤講師

真部清孝[マナベキヨタカ]
1969年、香川県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程(フランス文学専攻)中退。パリ第4大学(ソルボンヌ)博士課程修了。現在、慶應義塾大学などで非常勤講師。専門はサドを中心とした18世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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印度 洋一郎

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下巻は、フランス革命から処刑まで。読んでいくと、ルイ16世は知性に溢れる聡明な名君だったことがわかる。絶対王政が時代に合わなくなっていることも理解しており、改革も志向していた。しかし、この人物は君主としては余りにも善良だった。流血を嫌い、対立を嫌い、民が不幸になることを嫌った。それなのに、行動がことごとく裏目に出て、自分が愛した国民の怨嗟の的になり、首をはねられる。生まれた時代が悪かったというのもあるし、やっぱり王様には向いていなかったのだ・・・。2010/08/11

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