出版社内容情報
物事は正面から見るだけでは真相をつかめない。政治・時事問題から芸能界まで、脚本家オオイシが「ニッポンの横顔」を読み解く。
内容説明
真実は正面だけではわからない。モノゴトの横顔を見つめてみよう。
目次
1 世相の横顔(見限る時間;女心三十年 ほか)
2 ドラマの横顔(三英傑のキャラクター;役者・三谷幸喜 ほか)
3 表現の横顔(中野先生;南北は凄い! ほか)
4 街の横顔(下町の山の手―御茶ノ水;夢の舞台―後楽園ホール ほか)
5 しあわせの横顔(消えた写真;恋はおちるもの ほか)
著者等紹介
大石静[オオイシシズカ]
脚本家・作家。1951年東京生まれ。日本女子大学文学部卒業。1986年に『水曜日の恋人たち』で脚本家としてデビューして以来、テレビ・映画・舞台のオリジナル作品を中心に多数の脚本を執筆。NHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』で第15回向田邦子賞と第5回橋田賞をダブル受賞。また、『わたしってブスだったの?』『静心』『ポンポンしてる?』『日本のイキ』など多数のエッセイを出版する一方で、2000年には自伝的小説『愛才』を発表し、作家としても注目を浴びる。2005年には、新聞小説『四つの嘘』が単行本化され、話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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団塊シニア
49
言葉を大切にしてる筆者ならではのエッセイ、人間の心は言葉だといっても過言ではない、というフレーズが印象に残った…。2014/01/29
ZEPPELIN
2
口が悪くて面白い人だなと思っていたら、亀田興毅への批判に違和感を持った。こちらも亀田親子は嫌いだし、いかなる批判がされようと同情したくないのだけれど、語彙が足らんという方向からの批判がよく分からない。別に亀田に限らず、スポーツ選手には確かに語彙の足りない人は多い。しかし、それは小さい頃からスポーツに時間を費やしてきたことの代償じゃないんだろうか。だからこそ、こちらはプロスポーツを楽しめるし、子供たちの憧れにもなるわけで。大石さん、真剣にスポーツを応援したことないんじゃなかろうか2015/04/09
ナカ
1
○カチッとした意見が心地良い。2011/08/23
mido
0
もっと痛快(痛烈)な人と思って読んだら真面目な日本の女性のエッセイでした。2021/02/04
えいとうっど
0
極めて個人的なお気に入り度合い:★★☆☆☆2点 著者のテレビドラマを観たことはないが、日経新聞でのお悩み相談の回答が痛快なので、どんなもんかと本書を読んでみた。15年ぐらい前、50歳過ぎの文章だが、まったく痛快感なし。60歳を過ぎてから吹っ切れたのかな…?2018/06/05