出版社内容情報
日本文化の繊細さ・簡潔さを生み出し、支える美意識の原点--白。それは、色であって色を超えたもの。短い文章にこめられた、白の美学。
目次
第1章 白の発見(白は感受性である;色とは何か;いとしろし;色をのがれる;情報と生命の原像)
第2章 紙(いとしろしき触発力;白い枚葉として;創造意欲をかき立てる媒質;反芻する白;白い四角い紙;言葉を畳む;文字というもの;活字とタイポグラフィ)
第3章 空白 エンプティネス(空白の意味;長谷川等伯 松林図屏風;満ちる可能性としての空白;伊勢神宮と情報;何も言わない;白地に赤い丸の受容力;空と白;茶の湯;和室の原型;発想は空白に宿る;創造的な問いに答は不要)
第4章 白へ(推敲;白への跳躍;清掃;未知化;白砂と月光)
著者等紹介
原研哉[ハラケンヤ]
1958年生まれ。グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学教授。2002年より、無印良品のアートディレクションを担当。「もの」ではなく「こと」のデザインを志向している。デザインという語の意味を問い直しながら世界各地を巡回し、広く影響を与えた「RE‐DESIGN:日常の二十一世紀」展(世界インダストリアルデザインビエンナーレ、インダストリアル・グラフィック両部門大賞、毎日デザイン賞受賞)をはじめとして、「HAPTIC」「SENSEWARE」など既存の価値観を更新するキーワードを擁する展覧会を制作し世界に巡回。また、長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを展開した。AGF、JT、KENZOなどの商品デザインのほか、松屋銀座リニューアル、森ビル、梅田病院サイン計画などを手がける。一連のデザイン活動によって日本文化デザイン賞ほか受賞多数。著書『デザインのデザイン』(岩波書店、2003年)は、サントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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