出版社内容情報
アレクサンドルや玄奘のような英雄にはじまり、奴隷や難民まで、全世界に大きな影響を与えた光と蔭の人々を活写する歴史エッセイ。
内容説明
古代の英雄たち、5.15事件、大戦下の上海・南京、難民との出会い―1本の糸でつづる17篇のパッチワーク。
目次
過去と未来と
三人の先生
神話・伝承
ほんとうのこと附・五・一五
地図と地球儀
走った雄山羊
一本の線―北緯三〇度
線上の茎と花びら・そして町
図書館の町・接点の町
言語家族たち〔ほか〕
著者等紹介
犬養道子[イヌカイミチコ]
1921年、東京に生まれる。1948年に渡米、54年、パリ・カトリク大学で特に聖書学を学び、64年、ハーヴァード大学研究員。1989年、『国境線上で考える』で毎日出版文化賞受賞。また、「犬養基金」(現・犬養道子基金)を創設し、アジア・アフリカ・ヨーロッパの難民青少年少女自立教育普及のために長年にわたり精力的な活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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