戦略の形成〈上〉―支配者、国家、戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 677p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120038860
  • NDC分類 391.3
  • Cコード C0031

内容説明

前五世紀のアテネから中国の明、第一次大戦に至るまで、統治者や国家が実際に戦略を形成する際にみられる現実的かつ錯綜したプロセスについて扱った事例研究。いかに生き残り、失敗したのか。

目次

第1章 はじめに―戦略について
第2章 ペロポンネソス戦争におけるアテネの戦略
第3章 戦士国家の戦略―ローマの対カルタゴ戦争(前二六四~前二〇一年)
第4章 十四世紀から十七世紀にかけての中国の戦略
第5章 ハプスブルク家のスペインの戦略形成―フェリペ二世による「支配への賭け」(一五五六~一五九八年)
第6章 世界戦略の起源―イギリス(一五五八~一七一三年)
第7章 栄光への模索―ルイ十四世統治時代の戦略形成(一六六一~一七一五年)
第8章 列強国への胎動期間―アメリカ(一七八三~一八六五年)
第9章 国民国家の戦略的不確定性―プロイセン・ドイツ(一八七一~一九一八年)
第10章 疲弊した老大国―大英帝国の戦略と政策(一八九〇~一九一八年)
第11章 決定的影響力を行使する戦略―イタリア(一八八二~一九二二年)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴッツ

2
様々な国の戦略、政治体制が書かれている。 正直事細かく書かれているが全部理解するには一回読むだけでは至難の業だが、どの国にも共通することは戦略には国家の軍事目標を達成するために、外交、経済、軍事の知識は最低限の理解が軍人だけでなく政治家にも必要だと思う。戦争を行うためでなく回避もしくは最小限に被害をなくすためにも重要なことだと思った。2015/01/31

すがし

2
極めて評価の高い本だが、自分は到底高い評価を与える気にはなれない。あまりにも恣意的で一面的な論考が目立つ。中でも第九章において、第一次世界大戦時のドイツのおかれた危機的な状況になに一つ言及せず「被害妄想」の一言で事足れりとする杜撰さには呆れるばかりである。それ以外でも国家の戦略の失敗の原因を「個人の人格・能力不足」に還元する記述がやたらに多い。第四章などひたすら「後期中華帝国は人種的偏見に凝り固まった愚か者の集まりだった」と繰り返すばかりで、つまりなにひとつ「戦略」について議論していない。駄本。2011/12/13

youco

2
20世紀初頭までのヨーロッパの「戦略」を扱った本。現在の新資本主義と比較してヨーロッパ各国の「戦略」を読むと、その開きに歴史を感じる。世界史を浚ってからもう一度戻ってきたい。2009/02/04

hurosinki

1
戦略そのものではなくて、それが徐々に形になっていくプロセスを追った本。かなり重いが内容が比較的新しいので嬉しい。特に南北戦争は日本語資料が古いものしかないので貴重。ペロポネソス戦争や明、ルイ14世、フェリペ2世、ドイツ帝国などなどいろんなテーマで書かれているので歴史好きはご一読を。2018/10/02

ヨシツネ

1
最初の一冊にするにはいいかもしらない2018/03/14

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