出版社内容情報
豊かな芸術的素質に恵まれた少年は、やがて真言宗醍醐寺で出家得度、修業を深め阿闍梨となる。芸術と信仰を融和させた生涯を描く
内容説明
昭和という激動の時代を生き抜いた仏教者、伊藤真乗。京都の醍醐寺で真言密教を修めたのち、現代社会における仏道を探求した彼は、やがて、真如苑を開創し、一宗を興すことになる。数多くの仏像を自刻し、「昭和の仏師」とも呼ばれた伊藤真乗、その生涯は、人々の心に仏を刻むものであった。写真79点+口絵7点収録。
目次
真乗、その生涯と思想(出家に至るまで;出家と修行;苦難を超えて ほか)
「三宝礼賛」
やさしい言葉で、やさしい心を伝える
涅槃の風光―仏へのみち
遇い難き人
著者等紹介
奈良康明[ナラヤスアキ]
インド仏教哲学、駒澤大学名誉教授
仲田順和[ナカダジュンナ]
総本山醍醐寺執行長
下田正弘[シモダマサヒロ]
インド哲学・仏教学、東京大学大学院教授
城戸朱理[キドシュリ]
詩人
今東光[コントウコウ]
元天台宗東北大本山中尊寺貫主、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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