出版社内容情報
日々の暮らしのなかの、何げない存在や出来事。短歌に詠みこまれたさまざまな物語をたどりながら、古今の名歌を味わう。
内容説明
「働く」「食べる」「恋する」「育てる」「老いる」…10のテーマから現代短歌の佳品を味わう。
目次
1 働く
2 食べる
3 恋する
4 ともに暮らす
5 住まう
6 産む
7 育てる
8 見る
9 老いる
10 病む、別れる
著者等紹介
松村由利子[マツムラユリコ]
1960年(昭和35年)、福岡県に生まれる。西南学院大学文学部英文学科卒業、同大学院中退。毎日新聞社入社後、千葉支局、生活家庭部、科学環境部などを経て、2006年から創作に専念。1994年、「白木蓮の卵」で短歌研究新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
66
#短歌 #塚本邦雄 日本脱出したし 皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも #返歌 日本脱出試み問えばまず言葉しゃべれるようになって来いとな2016/05/22
てくてく
4
松村氏が新聞社を退職してまだ間もない頃に出されたためか、「働く」章で、働くだけではないその周辺にも目配りしているコメントがとても面白かった。2021/09/16
メルセ・ひすい
2
8-33 赤129 日常生活の様々な出来事を謳う エッセイを綴り現代短歌を紡ぐ ほんわか、ほんのり、ありますヨ。忙しい方々超お薦めです。愛してください短歌様。 男女差別 男社会 ジェンダー 楽しい時、悲しい時、嬉しい時、苦しい時、心身ともに疲れてしまった時。いつも、そこには歌があった…。「働く」「食べる」「恋する」「育てる」「老いる」など、10のテーマから現代短歌の佳品を味わう。2007/04/02
林道真衣
1
短歌教室で紹介があって、好きになった松村由利子さんの短歌エッセイ。端正で美意識がたかく、均整がとれた知的なエッセイです。2015/12/03
めぐみ
1
各章が人生の出来事で纏められている。松村氏の文章と合間って、よりいっそう、じんわりと心に染み込んだ。 心底から生みだされた言葉は、これほどまでに人の心を打つのか。 言葉は、本来、このように使われなければならないだろう。 言葉は、美しく、せつない。2013/04/14