内容説明
モダンなオフィスタウンはいかにして出来たのか。明治日本に西洋建造物を。イギリスから来た建築家の苦悩と努力の生涯を綴る。
目次
プロローグ モダン・トラベラーと赤レンガ
第１章 本物を探せ
第２章 「コンドル先生」の来日
第３章 西洋建築は日本に合うのか
第４章 美しい日本とコンドルの苦悩
第５章 夢の皇居造営計画
第６章 甦るコンドル
第７章 丸の内ビジネスタウンの建築
第８章 赤レンガ街の歴史はじまる
エピローグ
著者等紹介
永野芳宣［ナガノヨシノブ］
福岡大学法学部客員教授。１９３１年生まれ。福岡県久留米市出身。横浜市立大学商学部卒。５４年、東京電力（株）入社。理事社長付部長、埼玉支店長、常任監査役、財団法人政策科学研究所所長、同副理事長。その他に、財団法人日本エネルギー経済研究所研究顧問、経団連生活者消費者委員会企画分科会主査、日本商工会議所地球環境サミット・リオデジャネイロ会議派遣代表、日本のかたち研究会代表、メルテックス（株）監査役、（株）インテック顧問などを歴任。現職のほか、現在は、九州電力（株）エグゼクティブ・アドバイザー、イワキ（株）監査役、九州・アジア経営塾塾長特命顧問、明徳研究会代表幹事など。７６年、電気新聞懸賞論文「西暦二千年の電気産業」一等当選（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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miu
18
先日、三菱1号館美術館で開催されていた明治の天才絵師 河鍋暁斎の弟子でもあるイギリス人 ジョサイア・コンドル。丸の内を赤レンガ街にしたコンドル。もちろん1号館美術館の赤レンガもそう。そして東京駅を作った辰野金吾の先生！わたしの気になるもの達が絡まりあってる。俄然気になるコンドル氏！よくぞ日本に来てくれましたね。そして日本の美を愛してくれてありがとうございます。 赤レンガひとつひとつに歴史を感じる。知的好奇心を刺激し、満足させてくれた一冊だった。2015/09/16
毛利武良
17
☆☆☆ ステーションギャラリーにコンドル展を見に行ったのはいつだったかな。肉筆の設計図や彩色画を見て、親しみを覚えたのを思い出した。赤レンガの東京駅と丸の内の風景を見て当たり前のように育ったけど、日本になかった新しい街を最初に作るのには沢山の苦労があったんだろうなと感じた。2014/11/09
