検証 戦争責任〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120037511
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0021

出版社内容情報

多くの犠牲者を生んだあの戦争は一体、何だったのか。だれが、いつ、どのようにして判断を誤ったのか─。
第2部 シンポジウム『昭和史の再検証「戦争責任」を考える』
御厩貴(コーディネーター)/牛村圭/加藤紘一/櫻井よしこ/原口一博/保阪正康

<2>は、2006年10月刊行。

目次

第1部 検証 戦争責任(検証・戦争責任;陸軍参謀;昭和初期の「革新」運動;12・8日記の四年間;日本の対外認識と国際感覚;石油エネルギー;戦争と経済;テロリズム;特攻;大日本帝国憲法 ほか)
第2部 シンポジウム・昭和史の再検証 「戦争責任」を考える(基調講演「あの戦争が問うているもの」(保阪正康)
パネル討議「戦争責任」を考える)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょう君

14
図書館本。戦後60年のときに読売新聞が編集したもの。当時は小泉政権で郵政民営化を目指していて、首相は靖国参拝を正式に行っていた。テーマは太平洋戦争の戦争責任で、歴史的な問題である。日本人の誰もが知っているように、GHQは天皇の戦争責任を問わず、米国の一方的な東京裁判で軍人などを裁いて、処刑された人は靖国神社に祀られている。日本人は軍人の東条英機に日米開戦の戦争責任を負わせる人が多く、昭和天皇に戦争責任を負わせる人はほとんどいない。文民統制が機能せず、軍人が戦争を起こしたと考えるのは余りに短絡的だ・・2016/10/08

田園の風

3
この本のテーマから捉えると、軍部、政治家、官僚、メディア、財閥などそれぞれが、軍部を恐れ、利用し、結果として悪循環の一端を担っていたのが分かる。その意味で彼等の責任は重い。また、先の戦争の発端であった満州事変の起因を考えると、早稲田の劉教授の「当時の日本にあった、大きな犠牲を払って得た日露戦争の権益を守り抜かねばならない空気の存在」に共感した。それ以降の諸事は、如何にも稚拙で恥ずべき日本の歴史である。しかし、我々は、そのことを十分読み取る義務がある。それを読後強く感じている。2013/01/14

Nobfunky

2
感想を一言では綴れない。しかし、日本人による検証を、新聞社が、しかも渡邉恒雄主筆(当時)の提唱で始められたことに驚きつつも意義のあることだと思う。「日本型リーダーはなぜ失敗するのか」と並行して読んだことにより相互補完することができた。「過去の成功(日露戦争)」にしがみつき「責任を取らない(参謀)」組織が「決断を先送りする」体質は、今も脈々と引き継がれていることを、戦後世代も肝に銘じる必要がある。2014/01/03

メルセ・ひすい

2
8-01赤7-58★5 もはや戦後六十数年になりました。「靖國神社」を考えたい諸君、まずは近現代史の咀嚼からなされよ!一方向からではなく多方面の書・知見を総動員して戦争に対する、個人としての理解をソレコソ構築する必要があります。ここに来てヤタラニコウチク語がおおいが不愉快。ここにきて米国AS.のイワレなきブレッシャーが再び我国にフリソソイデいるが、孫子の兵法ですよネ。身の程を知らぬと取り返しがつかないことに。戦争は負ければ人類の滅亡まで後進にトラウマ(今ハヤリ)となってガン化するんです。五ケース検証2006/11/14

Ryan

1
後半のパネルディスカッションが中々面白い。2016/09/17

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