出版社内容情報
童話として訳された「星の王子さま」は、大人へ捧げられた作品だった。仏語の原作に最も近い新訳で再生する永遠の名作。
内容説明
仏語原作の素顔が伝わる、おとなになっても読みたい永遠の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
38
この本は 何と言っても装丁が好き✩⡱ カバーの水色に金の箔押し。背表紙は白に金の箔押し。 ■訳は言葉遣いが柔らかく心地よいけど、一部 こなれていない感が。旧訳の「飼いならす」「仲良くなる」はそのまま。■「…けっして彼女から逃げ出すべきではなかったんだ…」の共依存っぽいシーン(台詞)は、やんわり訳されていて、これなら子供や若い人が読んでも安心です ( ' ᵕ ' ) (1943年、2005年訳)(→続2019/12/31
千尋
9
西洋文学の名作で有名な『星の王子さま』を初めて読みました*星の王子さまは故郷の星に咲いた一輪の薔薇の花を心から愛していた事がよくわかりました*「大切なものは、目に見えない」・・大切なもののために時間をかけて純粋に愛する事(=真心?)が人間にとって大切な事ではないかと私はこの本を読んで思いました**ある意味、人間の幸福や大切なものについて考えさせられる一冊だと思います*2010/07/29
takuchan
8
大人になって初読。おとぎ話を想像していたがこんなに深いとは。いろいろな星のダメな大人が登場するが、自分はどの大人か考えながら読んでしまった。いつか原語で読んでみたい。2013/08/26
おちゃづけ
7
子供の頃はつまらなくて半分くらいで読むのをやめてしまった本。再読してみてよかった。大人になってから心に響くメッセージが詰まっていて、ジーンときました。またときどき再読したい1冊です。2010/08/04
marimo
5
★★★ 8月に初めて「星の王子さまミュージアム 箱根」を訪れた際に記念として購入。手元には池澤、河野、内藤、倉橋、管の訳があるのでこれで6冊目。訳としては、原語をできる限り尊重するのがコンセプトだそう。ミュージアムで著者の生涯に触れたこともあり、今回は「ぼく」と王子さまが砂漠の中で井戸を探して歩き、そして見つけるシーンが特に印象に残った。どこかにあるひとつの井戸や一輪の花が目に見えるものすべてを輝かせる。大切なものは目に見えない、というメッセージが通読を重ねるごとにますます胸に響いてくる。2016/09/05