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目次
大正レジャー年表
解説 大正の世相とレジャー(レジャーを楽しむ余暇事情;大正時代の三大レジャー;楽しみは景気につれて;変わり行く明治の楽しみ;レジャーとしてのスポーツ;関東大震災以後に目立ったレジャー;耐久生活前のひと時の楽しみ)
著者等紹介
青木宏一郎[アオキコウイチロウ]
森林都市研究室室長。1945年新潟県生まれ。千葉大学園芸学部造園学科卒業。東京大学農学部、三重大学工学部、千葉大学園芸学部にてレクリエーション論等の非常勤講師を歴任
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柳 真佐域
18
小説のネタのために資料にした。読んでみて、大正時代が15年しかないことに驚いた(なんにも知らないな自分)色々と参考になって大正ロマンと呼ばれる文化をもっと知りたくなった。足掛かりも見つけられたし、帝都物語を超えるような話が書けるといいな。短い時代なので資料も限られていると思うので片っ端から読んで糧にする。葛葉ライドウの世界観が出せれば本望だが。レジャーから読み解く大正時代は景気の波こそすれ、人々は催事、年中行事に積極的で現代よりも国民性があるように思えた。色々と参考になるものもあったが、物事があまりに端的2019/03/27
りんか
0
明治45年から昭和元年まで、大正時代をレジャーというくくりでまとめた一冊。やれ活動だペラゴロだ少女歌劇だ新劇だと表層的な目立つ所を取り上げる書籍は多けれど本書はさにあらず、新聞十紙と芥川漱石鴎外荷風の日記を元にイベントの人出や上映・上演の演目を細かに記載した良書。これらの行楽のうち入場料や参加料が必要な物を日常的に楽しめた層はほんの一握りだろうが、花見や参詣や藪入りの記述を見ると時が経っても変わらぬ行楽の喜びが見て取れる。2013/07/31