出版社内容情報
戦争をいかに終結に導くか―太平洋戦争末期、小磯内閣の戦争指導決定プロセスがいま明らかになる。外相を務めた重光葵が遺した第一級史料。
内容説明
戦争をいかに終結に導くか―小磯内閣期(1944.7‐45.3)の戦争指導決定プロセスを明らかにする。天皇、内閣、軍部それぞれがどのような情報を得て、何を考え、どう判断を下したか。外相・重光葵の克明な記録が、歴史の空白を埋める。
目次
1 昭和十九年七月二十一日~八月八日
2 昭和十九年八月九日~九月四日 最高戦争指導会議記録第一号~十号
3 昭和十九年九月五日~十月十八日 最高戦争指導会議記録第十一号~二十号
4 昭和十九年十月十九日~十二月六日 最高戦争指導会議記録第二十一号~三十号
5 昭和十九年十二月七日~二十年二月二十四日 最高戦争指導会議記録第三十一号~四十号
6 昭和二十年二月二十六日~四月二日 最高戦争指導会議記録第四十一号~四十八号
著者等紹介
伊藤隆[イトウタカシ]
1932(昭和7)年、東京都生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京都立大学法学部助教授、東京大学文学部教授、埼玉大学大学院教授等を経て、現在、政策研究大学院大学教授・東京大学名誉教授
武田知己[タケダトモキ]
1970(昭和45)年、福島県生まれ。上智大学文学部英文科卒業、東京都立大学人文社会科学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。東京都立大学法学部助手、政策研究大学院大学を経て、現在、大東文化大学法学部専任講師
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