内容説明
美術を見る目で社会を見学してみると国会議事堂も美味しくなる。
目次
国会議事堂―国会には現代美術がよく似合う
東京大学総合研究博物館―展示の基本は文化資源廃棄物
東京国立博物館―あなどれないぞ、常設展
聖徳記念絵画館・根津美術館―こうすれば美術が面白くなる
正福寺・増上寺―東京の寺には、お宝が眠っている
鎌倉―オトナの鎌倉、子どもの鎌倉
長崎―歴史と産業のチャンポン都市
奈良―観光客が行かない、おすすめの奈良
著者等紹介
赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年、神奈川県生まれ。前衛芸術青年を経て芥川賞作家。「老人力」元祖。路上観察学会長老。中古カメラ界でも一目置かれる存在。「ライカ同盟」構成員。日本美術応援団団員一号
山下裕二[ヤマシタユウジ]
1958年、広島県生まれ。明治学院大学教授。もともとの専門は室町時代の水墨画だが、『岡本太郎宣言』(平凡社)などで、現代美術も熱く語る。結成以来、日本美術応援団団長を務める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビスケ
5
「時として社会も美術」ということで、国会議事堂や東京大学の総合研究博物館などを巡る赤瀬川&山下コンビ。スーツはコスプレなんだ。古い建物スキーとしては、聖徳記念絵画館を要チェック。正福寺地蔵堂も行ってみたい。2012/11/02
待つ子
1
学者は泡沫、美術は散財、学芸員は胃腸薬。その言葉が否定ではなく推進なのがいいなぁ。国会議事堂の中に八百屋は意外。薬局が「国会ドラッグ」…(笑)2011/07/27
り~
0
図書館本にて読了。Twitterのフォロワーさんの読書メーターを見て興味津々で読み始め。対談形式の本って苦手なんだけど、自分の興味ある分野だったし、二人のいい感じに力が抜けた、でもテンポよく進む会話はあっという間に読んじゃいました。美術品は“よくぞ散財してくれた”って楽しみますww“散財はプラスに機能するところがある”なるほどね。シリーズのこれまでの三冊もまた機会あれば読もう。2013/07/23
辺野錠
0
奈良はこの間行ったばかりだったけど「こんなのもあったのか!」とか「あの看板誤字あったのか」と思った。他にも正福寺の住職が物凄くラフな格好だったりこの人たち五百羅漢図こんな昔から注目してたのも印象的だった。確かに国立博物館は長い時間楽しめるよなー。あと聖徳記念絵画館に行きたくなった。2012/03/29
タカ
0
国会議事堂、東京大学総合研究博物館、東京国立博物館、聖徳記念絵画館、根津美術館、正福寺、増上寺、鎌倉、長崎、奈良。2011/11/20