内容説明
第二次世界大戦初頭、ナチス・ドイツ軍は、わずか1ヶ月でフランス全土を蹂躙し、連合軍を壊滅の淵に追い込んだ。だが、全世界を震撼させたこの「電撃戦」の奇跡は、ヒトラーとドイツ国防軍首脳部ではなく、装甲部隊指揮官の果敢な決断が奪い取った勝利であった。―ドイツ連邦軍の現役大佐にして文学博士の著者が、原史料を博捜し、西方侵攻作戦の全貌を迫力の筆致で描く。現代史の定説をくつがえす戦史研究の最新成果。
目次
序章 一九四〇年の奇跡
第1章 “電撃戦”とは何か
第2章 「“電撃戦”構想」無き“電撃戦”―西方戦役の前史
第3章 “鎌”計画をめぐる激論
第4章 一九四〇年のアルデンヌ攻勢
第5章 決定的戦場:グデーリアン装甲軍団によるセダン突破
著者等紹介
フリーザー,カール=ハインツ[フリーザー,カールハインツ][Frieser,Karl‐Heniz]
1949年生まれ。旧西ドイツ連邦国防軍に入隊し、冷戦終結以前に長らく部隊勤務を務めたのちに戦史研究を志し、連邦国防軍の戦史研究機関である軍事史研究局に転属。ソ連におけるドイツ軍捕虜の実態を研究した論文『鉄条網の背後の戦争 ソ連におけるドイツ軍捕虜と「自由ドイツ」国民委員会』で博士号を取得した。現在、軍事史研究所第二部長(第二次世界大戦史担当)、ドイツ連邦国防軍大佐
大木毅[オオキタケシ]
1961年、東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程満期退学。90年より92年にかけてDAAD(ドイツ学術交流会)奨学生として、ボン大学に留学。国際政治史専攻。千葉大学その他の非常勤講師、「昭和館」運営専門委員を経て、現在著述業
安藤公一[アンドウコウイチ]
1957年、大阪市生まれ。92年、関西学院大学大学院文学研究科修了。専攻は西洋近代史。現在、大阪学院大学、関西福祉科学大学非常勤講師。日本医療学院専門学校ドイツ語教師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蜻蛉切
スー
MUNEKAZ
dongame6
gauche
-
- 電子書籍
- 傷モノの花嫁 分冊版(5) ~虐げられ…
-
- 和書
- 会社員でぶどり 〈4〉