ウィーン・フィルハーモニー―その栄光と激動の日々

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  • サイズ B6判/ページ数 405p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120033377
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C0073

内容説明

崩壊するハプスブルク帝国の残照の中で誕生し、二十世紀激動の歴史に翻弄されながら今なお変わらぬ美しい音楽を奏で続けるウィーン・フィルハーモニー。この世界最高水準の楽団は、伝統の響きを特色とする一方で、時代が求める様々な名指揮者を迎えることによりさらにその音色を磨いてきた。本書は団員自身の貴重な証言や未公開の資料を織り交ぜながら、楽団が歩んできた苦難と栄光の道程を描き出す。巻末にウィーン・フィルハーモニー協会会則、関連年譜を付す。

目次

序章 始まりのはじまり
第1章 音楽の都とは何か
第2章 古典派の作曲家とオーケストラの誕生
第3章 ウィーン・フィルハーモニーの成立
第4章 オーストリア共和国の誕生と消滅
第5章 よみがえるオーストリア共和国
第6章 ウィーン・フィルハーモニーはどこから来たか
第7章 ウィーン・フィルハーモニーとは何か
第8章 輝ける時代に

著者等紹介

野村三郎[ノムラサブロウ]
1933年、鹿児島生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、ウィーン大学、ウィーン音楽大学に留学。鹿児島短期大学教授、東邦音楽大学ウィーンアカデミー教授・理事を経て、現在ウィーン・メロス音楽研究所代表。音楽社会学専攻
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Susumu Kobayashi

3
ウィーン・フィルハーモニー(いわゆるウィーン・フィル)に関するエピソードを交えた文化史的考察といったところか。収録されているバリリ日記は戦争直後の状況を伝えて生々しい。本書執筆のきっかけとなったのは、ウェストミンスター・レーベルの紛失されたとされる原盤がアメリカの倉庫で発見されたことだった。個人的には、原盤発見に至るまでのことを詳しく知りたかった。2018/05/08

♡mayumelo♡

0
年末、黄金のホールで生で聞けるのが楽しみ2013/10/02

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