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中公叢書
円は誰のものか―国際通貨競争の覇者へ

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120032974
  • NDC分類 338.97
  • Cコード C1033

内容説明

円は誰のものであろうか。答えは一つしかない。国民主権の制度においては、国民の手中にある。物価と為替相場は、それぞれ円の対内的、対外的な価値を表したものである。これらを強く安定した方向に誘導することが、日本銀行に課せられた任務であり、それを監視するのが国民の役目である。デフレからの早期脱出と経済の競争力回復に向けた、短期と中長期的なシナリオを提示しつつ、併せて円の近未来史にも迫る。

目次

第1章 通貨とは何か
第2章 円の歴史
第3章 通貨の競争
第4章 円の国際化
第5章 近未来への展望

著者等紹介

菊地悠二[キクチユウジ]
1942年(昭和17年)、東京に生まれる。65年、東京大学法学部卒業、東京銀行(現東京三菱銀行)入行。東京、大阪、ロンドン、アムステルダム、香港、ソウルで国際金融業務を経験後、93年より調査部長。イェール大学客員フェローを経て、96年より帝京大学経済学部・同大学院経済学研究科教授。専攻、国際金融論。2000年、経済学博士
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