内容説明
なぜ人は桜に魅せられるのか。なぜ桜は美の結晶なのか。花に憧れた日本人の美意識の源流を探り、「神のあやしきめぐみ」(宣長)と評された桜の意味を解く。
目次
第1部 花狂いの達人たち(万葉人花への眼ざし;平安貴族にみる桜;西行と桜;兼好と桜;世阿弥と「花」 ほか)
第2部 民衆と桜(民衆と桜;「サクラ」の古層観念)
第3部 桜花の美学
著者等紹介
牧野和春[マキノカズハル]
1933年鳥取県生まれ。慶応義塾大学文学部卒。ジャーナリストを経て、1968年牧野出版創立。1992年、同志と共にふるさと新構想研究会結成。99年まで初代代表。巨樹研究家としても知られる。現在、惜水社社長
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