内容説明
「私のおすすめは、皆様へのおすすめではありません」だけど運命のように出逢ってしまった愛する本、いとおしい本。70余冊を通して読書の喜びと幸福を綴る“素子の”読書エッセイ。
目次
死ぬのが怖くなくなる本
虫との共存
病院では読めない!
私が私であること
お願いします
身近なようでよく判らない仏教
私には身近な神道
私は面白かった…けど
夢は叶う…といいな
判らないことは怖い
読んでもらった本、読んであげたい本
ああ、おいしそう
天国からのクリスマス・プレゼント
ひきずられて
何だこの帯は
生き物大好き
主人公はいくつ
変!なミステリー
ある意味ホラーでミステリー
書評を書く人は苦労してます
脳死について考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エムパンダ
14
図書館の除籍本リサイクルで入手。読書にまつわるエッセイ集。新井素子さんの小説は残念ながらまだ読んだことないのだが、とても軽妙洒脱なお人柄で明るい文章を書かれている。紹介されている中では天藤真さんの推理小説を読んでみたくなった。2021/07/18
波多野七月
12
「愛読書といえる本にめぐり合うことって、恋に似ています」この文章を読んだ瞬間、本へのラブレターみたいな一冊だと思いました。作家・新井素子さんがつむいだ、読書エッセイ。書評ではなくて、あくまで読書エッセイなところがいい。流石というか、何というか。クセのある、一筋縄でいかない作品ばかりがずらりと並ぶ。特に、講談社ノベルスが好きなミステリファンなら楽しめます。ふわふわとした、著者独特のやわらかな語り口に引き込まれました。ぜひまた、こんな読書エッセイを書いてほしいと思います。2014/10/13
夜兎
9
読書エッセイ。再読でした。これを読んで、講談社ノベルスに手を出した記憶がある。今はもっと変だよね、講談社ノベルス(一応誉めてる)。ケーキを食べて育っても、たまにスーパーで値引きのエクレアを買う生活をしていても、チョコレート戦争に出てくるお菓子は美味しそうで美味しそうで。2015/09/27
こまっちゃん
4
私はミステリーやホラーを全く読まないので、お薦めの本達には正直食指が動かなかったのですが、「私は、本を読むために、生まれてきたんだ!」って言葉には、フフフと笑えました。2014/11/06
くすこ
3
この本が好きなのよ、ばーん、てな感じで、読書好きな友人から本を薦めまくられてる気持ちになりました。2010/09/11