出版社内容情報
日本が危機を乗り越えるために本当に必要なのは何か。政治や王室、日常生活に至るまで深い思索と体験に基づき、人間とその社会の「あたりまえ」を、イギリスを鏡として探る知的対話。
内容説明
イギリスを鏡として「日本」を語る―深い思索と体験が紡ぎ出す興趣溢れる知的空間。
目次
1 なぜイギリスを論じるか
2 日本人のイギリス観
3 皇室と王室
4 サッチャーは何を成し遂げたか
5 失業の文化・ポイズの精神
6 日本が沈まないために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラバーユ
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世界を生き抜くためのイギリスの智慧。ヨーロッパの田舎国が世界を制した所以が描かれている。おもしろかった。中西輝政先生の本はおもしろい。2015/08/31
puku99
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図書館で借りた2000年発売の本。とてもおもしろく、考えさせられました。やはり、比較するものがあると日本がよくわかる気がする。日本は有権者が成熟していないのだと理解した。イギリスでは、「国がおかしくなったときには、自分の好き嫌いを横に置いといて判断を下さなくてはいけない」というふう有権者が考えるらしい。だからサッチャーが首相になったのだと(サッチャーはかなり嫌われていたらしい)。すごいことだと思う。手元に置きたい本だけど、売っているかな?2012/03/04