内容説明
アパラチア自然歩道は、アメリカ東部のジョージア州からメイン州まで3500キロに渡る、連続した自然歩道としては世界最長のものである。途中、グレート・スモーキー・マウンテンズ、シェナンドア国立公園などアメリカ有数の景勝地を通るが、その険しさゆえに全行程を踏破する人間は年間300人に満たない。勇躍して出発したブライソンと、モーテルでX‐ファイルを見るのが唯一の楽しみというカッツの前途に待ちうけていたものは…。
目次
大装備に心はずむがゲンナリ感も
クマ来襲の本を読んで相棒を募る
由緒ある自然歩道への苦難の出発
森という特異な閉鎖空間の孤独感
変わった女性エレンとのくされ縁
春の大雪のなかで避難施設を確保
雨にたたられたハイカーとの交流
ガトリングバーグで“短絡”を決断
トレイルの変遷と全踏破の珍記録
人災・天災で激減・絶滅した植物群〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takeapple
2
ただ歩くのが辛そうだ。2008/03/31
rincororin09
1
以前、映画を観た。冒険家でも探検家でもないフツーの男(おじさん)たちの挑戦。完遂しないのがまたよい。旅の終わりの余韻がよいな。 環境問題への記述も声高なメッセージじゃなくてよい。 久々に荒れ地禁断症状が出そう。2020/01/19
ねむ
1
二段組みでかなりのボリューム。内容的には好みなのだけど、なんだか読みにくく苦戦した。2020/01/12
J.T.
1
アメリカは自然保護に対して先進国のイメージを持っていたが、じつはそうでもない実情が詳しく書いてある。雄大な景色やビルのように見上げる森林に凄く惹かれる部分はあるが、どちらかというと地域の生活を垣間見ることができるような、そういうトレイルのほうが好きだ。人の生活感の感じないほど、アメリカは大きいということか。2013/12/03
DEE
1
まるで漫才コンビがならんでトレッキングしているような光景が浮かんでくるが、実際は死者も出るくらいの険しいトレッキングコース。 著者たちのどこか抜けててあっけらかんとした姿勢が、超本格的なコースでありながらもいい感じの脱力感を与えてくれているのでとても読みやすい。 これだけのコースは日本では考えられないので、アメリカの雄大さというのも知れる一冊だと思う。2012/09/02
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