アンデス「夢の風景」

アンデス「夢の風景」

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  • サイズ A5判/ページ数 193p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784120029820
  • NDC分類 296.8
  • Cコード C0095

内容説明

アメリカ大陸最古の金製品をアンデスの遺跡で発見し、アマゾン川上流の村にカヌーで分け入る―アンデス発掘40年の著者が好奇心と愛情にみちたまなざしでつづる南米紀行。写真多数。

目次

1 クントゥル・ワシだより(クントゥル・ワシ;クントゥル・ワシ博物館の建設 ほか)
2 アンデスをゆく(コトシュ発掘の日々;のんだくれのチャーベス ほか)
3 ペルーと日本(独立記念日;移住百年のペルー ほか)
4 ジャングルの旅(オリノコとアマゾンの上流へ;大サバンナ地帯 ほか)
5 アンデス調査の回顧―最終講義(アンデス調査の開始;コトシュの発掘 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナウラガー_2012

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したが、WW2と共にその成功が米国の目に留まり米国キャンプに連行され(太平洋戦争時ペルーは米国と連合した)、終戦とともに日本に強制送還され中南米で築いた財を失った。戦後天野氏はペルーに渡り、漁網会社の経営の傍ら、考古学に関心を寄せ、リマの北100kmにあるチャンカイ遺跡を歩いた/コトシュ遺跡:リマの北東420kmのワヌコにかつて日系移民が数家族住んでいた町で、紀元前800年のチャビン文化が栄えた町。「コンドルは飛んでいく」で知られるダニエル・アロミア・ロブレス(作曲家、人類学者)を輩出した町

ナウラガー_2012

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終止符を打ってスペインから独立宣言をした/1873(明治6年)にペルーと国交樹立:前年ペルーのマリア・ルス号という船がマカオから231人の中国人苦力を乗せ横浜に漂着し、船内の虐待に耐え兼ね苦力が逃亡し英米仏独大使館を巻き込む事件が勃発。裁判はロシア皇帝に委ねて人道問題として苦力を開放し中国送還となった。日本はペルー代表団を歓迎し友好条約を結ぼうとなり、1899に日本人のペルー移民が始まった/天野芳太郎は1898に秋田に生まれパナマに天野商会を設立し、貿易、漁業、チリでの農場など手広い実業を展開

ナウラガー_2012

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コンパドラスゴ(compadrazgo)といって、この擬制親族制のネットワークは実に重要な意味を持っている/ロバの鳴声:「ヒーホー!ヒーホー!」/プーヤ・ライモンディ:アンデスの海抜4000以下では育たないパイナップル科の植物で、花序は数mにもある。「100年に1度花を咲かせる」などといわれ、一回結実性のため、開花した後は枯死する。ギネスブックには、「最大の花(最大の花序をつける)」「花が咲くまで最も時間のかかる植物」の項目で登録されている/1821ペルーは300年の植民地時代に

ナウラガー_2012

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パドリーノ:英語で言えばゴッドファーザー。子が洗礼を受けたり結婚したりする時、洗礼の「名付け親」、即ち、「代父(代母)」というものを立てる。この名付け親(代父、代母)のことを「パドリーノ」、「マドリーナ」といいます。この子供の両親夫婦の立場からは、この名づけ親は「コンパドーレ(compadre)」、「コマードレ(comadre)」という。このような実際の血縁によるものではない「親子」関係をパドリナスゴ(padrinazgo)といい、子供を巡る実父母と代父母の「親戚」関係を

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