出版社内容情報
1996年2月12日、突然の終りまで10年、産経新聞に連載された「風塵抄」。その担当記者と交した往復手紙247通に、人びとに愛惜されてやまない作家は日々の想いと自らの決意を綴った
内容説明
身近に響く、人びとが愛惜してやまない作家の内なる声。「風塵抄」連載担当記者と交わした往復手紙247通。
目次
1987(昭和62)年
1988(昭和63)年
1989(昭和64・平成元)年
1990(平成2)年
1991(平成3)年
1992(平成4)年
1993(平成5)年
1994(平成6)年
1995(平成7)年
1996(平成8)年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ロマンチッカーnao
18
司馬さんが亡くなる直前まで産経新聞に連載していた風塵抄の編集者との書簡集です。しかし、司馬さんの手紙は本当に温かいです。この本を読むだけでと、いうよりも、見るって感じなんですけどね、心が温まります。実際この手紙を直筆でもらっていた編集者は宝物ですよね。僕も司馬さんを真似て、パーカーの万年筆を買って、手紙を書くんですが。。(-_-;)何せ。。僕字が汚くて。。渡した人すべてに読みにくいなぁ。。て、大変な不評を毎回こうむります(-_-;)2015/09/27
D21 レム
12
日本を代表する司馬遼太郎という大作家とその原稿を担当する新聞記者の、上質な手紙のやり取りに、心が深く満たされる思いがした。雑な生活に追われている自分を振り返り、もう少し心を整えて生きようと反省した。手元に置いて何度も読み返したくなる。福島さんが、司馬さんに感謝を伝える言葉のバリエーションの豊かさ。上っ面ではない誠実さ。無理なお願い事をするときの言葉の慎み深さ。「福島君は、手紙の文章もうまいですね。絵画でいえば、肉質感があり、呼吸しているようで、体温があります。文章は体温がなければ人がちかづかないのです」。2014/03/17
風は山河より
1
深読みできた。2018/09/20
はかり
1
司馬遼没後の周辺ものは、どうしてこんなに面白くないのか。どうしても、司馬遼本人が書いたものだけに、目が向く。司馬夫妻が高く評価している福島氏は文章はともかく人間性に惹かれたかと思われる。2014/12/30
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