出版社内容情報
泥沼のロシア戦場で、勝利を呼んだのは戦略家マンシュタインの計画であった。クリミア攻略でドイツ軍そして自身の頂点をきわめるまでを、上巻に収録。戦況地図・写真・資料を付す。
内容説明
本書は一軍人の著述である。意識的に、政治的な諸問題、あるいは軍事的事件とは直接かかわりのないことに論及することを避け、自己の体験、自己の想定、自己の決断を追憶的な回顧としてではなく、その当時あったままのものとして提示するように努めた。歴史を研究するものとしてではなく、歴史を行動したものとして叙述した。
目次
第1部 ポーランド戦争(嵐の前;戦略的状況;南方軍集団の諸作戦)
第2部 1940年の西方戦役(両戦役の幕間;陸軍総司令部の骨抜き;作戦計画をめぐる葛藤;第三八軍団長;二つの戦争の狭間)
第3部 対ソ戦(「装甲奇襲」;クリミア戦;レニングラード=ウィテブスク)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
代理
2
思ったよりも思想が強い。めちゃくちゃ前線に出たがるやべー奴。アンチ机上の人。上司になったらすごく辛い…。ポーランド戦までは政治の話が多いけど、対仏戦からは疾風怒濤。セバストポリの戦いは神話的ですらある。最初に“独ソ戦”モノとしてコレを読んだら、バチバチにイメージが固まるよなーと思った。やはり読むべき。2023/12/18
Narr
1
読み物の書き方の良し悪しはともかく、前線でのちまちましたエピソードが貴重な気がする。何度も読むのは贔屓してるから。2010/06/05
みとりで
1
上層部と現場の対立とみると、比較的よくある話。ただし、スケールはとんでもないが2008/09/16
ビタミン
0
★★★★☆2013/06/05
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- 和書
- 妻が口をきいてくれません