風よ、万里を翔けよ

風よ、万里を翔けよ

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120028267
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

隋末大乱の戦野をかける伝説の美少女・花木蘭。北に高句麗を征し、南に賊軍を討つ―落日の大隋帝国を支えて勇戦した男装の佳人を描く中国歴史長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫鈴

8
駄々っ子が、そのまま大人になったかのような煬帝が終始腹立たしい。最初はそうでもなかったから、きっと酒の飲みすぎで、脳がやられたに違いない。木蘭も賀廷玉も、薛世雄や張須陀みたいな、いい上官に恵まれたなと思う。面白いんだけどあちこち枝葉が伸びていく(脱線)すると流れが止まるので困ってしまう。娘が父の代わりに従軍するというのは、時代と場所は定かではないものの、実話のようですね。女装潜入する場面はドキドキしました。☆4

ちぃ

6
隋の滅亡。教科書では「隋が滅んで唐が起こった」って一行で書いてあるけど、こういう経緯だったのか。読みにくかった…けど、やめられませんでした。2013/12/26

しんた

5
あまりなじみのなかった隋から唐にかけての歴史の勉強になった。史実をもとに作られた物語を小説として著者が脚色している。途中まで創作と思ってたので、武将が史実だったことに驚いた。2012/11/17

竜王は生きていた731124

3
昏主の下での報われぬ忠臣達、読んでて心で涙しました。現代の会社組織にも通じる部分もあると思います。世のサラリーマンはこれを読めば誰かしら自分自身を投影できる登場人物を見つけられるような気がします。無念な話が続く中、木蘭と廷玉のハッピーエンドには心救われジーンと染みました。そして、隋唐演義を読む前にこれを読みたかった、いや、改めて隋唐演義が読みたくなるような一冊でした。2012/08/25

鶏冠

2
中国歴史小説は初めて読んだのですが、最初は慣れない漢字名が沢山の歴史の説明で心挫けそうになりましたが、男装して軍に入った木蘭が今後どうなるのか、それを頼りに読み進めていきました。 読み進めるうちに段々と慣れ、朋友の賀廷玉などの周りの人の活躍や、尊敬する将軍の死による木蘭の感情の揺れなど、淡々と史実をなぞる歴史書の中で登場人物がその時何をし、何を思ったかを脇に書いてあるような、そんな感じが私には新しく、とても面白かったです。 これを機に歴史小説ももっと読んでいきたいなと思いました!2013/09/04

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