内容説明
「紅楼夢」「金瓶梅」をしのぐ性描写で中国全土を騒然とさせた、中国現代文学史上最大の話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark.jr
2
ドン・ファンよろしく浮気ばかりする主人公もそうですが、その文章のどの語り口が中国の古典文学を彷彿させます。そもそも主人公の名前が荘子の胡蝶の夢の逸話から取られていたり、「水滸伝」「西遊記」などの古典文学の名前が頻出したり、「聊斎志異」のような幻想的な要素が混じったりなど。作者もかなり意識的にそういった古典をモダナイズ・パロディ化しようとしているような気がします。そういう意味では、日本の丸谷才一氏の作品と通ずる所があるのでは。2020/11/15
ueita
0
一気に読んだ。加速していく崩壊と破滅のお話。2012/01/22
さとー
0
最後まで登場人物の名前の読み方が覚わらなかったが、寝る時間を削るくらい面白く読めた。しかしながら、終わり方が少々物足りなかった。2018/09/10