最前線の戦闘―米軍兵士の太平洋戦争

ハーシー，Ｊ【ほか著】〈Ｈｅｒｓｅｙ，Ｊｏｈｎ〉/西村 建二【編訳】

中央公論新社（1994/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 251p／高さ 20cm
• 商品コード 9784120023873
• NDC分類 936
• Cコード C0022

内容説明

ジャングルや海浜での突然の激しい銃撃戦、心身ともに恐怖にこわばる兵士たち。カダルカナル、クェゼリン環礁、ビアク、ペリリュー…中部太平洋の島々に散った日米両軍兵士たちの凄絶な記録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[にゃんにゃんこ]

太平洋戦争のガタルカナル島、ぺリュリュー島の戦いを、米国将校が克明に描いたノンフィクション。戦争の当事者なので、実際に戦場でどのような事が起こったのかリアルである。映画「プライベート・ライアン」のような濃厚な内容だった。戦争と言葉に出すのは簡単だが、戦闘の現場は想像を越えて過酷な世界であった。ただし我々の祖父の世代の日本人が敵なので抵抗を感じたが、そこは割り切る必要がある。読み手を選ぶ作品だが、男子なら読むことをお勧めする。

2023/12/19