中世の日常生活

中世の日常生活

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784120018640
  • NDC分類 234.04
  • Cコード C0022

内容説明

〈中世の秋〉に比べて著しく史料の少ない中世初期、人びとはどのような日常生活を営んでいたのか。その生活様式を、家族、修道院、農村、宮廷生活、都市と市民等を通して考察する。7~13世紀の典型的生活像。

目次

序論―日常と生活世界。中世の日常史確定のために
第1章 人間、自然、文化―中世における日常生活の諸条件
第2章 家族
第3章 修道院と修道士の生活
第4章 荘園制度における農民の生活
第5章 騎士階級と宮廷生活
第6章 都市と市民階級
結び―中世における日常生活と生活世界。要約

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

12
図書館本。日常生活というものがあんまり感じられないと思いながら読む。教科書のような本。普段の日常はやはり残りにくいものなのか。農業暦のような絵や修道院の生活(修道士カドフェルや修道士ファルコでずいぶん補完されているのか)はわかりやすいのだが。なにしろ衣食住すべてが人間の手作業(あたりまえ!)の時代、余暇というものがなさそうで辛い。本を読みたい人たちはもう皆で修道院生活かも。2016/03/23

印度 洋一郎

1
中世ヨーロッパ、主にドイツの日常生活を「家族」「農民」「荘園」「騎士」「都市」などのキーワードで読み解く。とにかく資料が少なく、わからない事の方が多いながらも後代よりも万事に緩やかで、素朴な人々の暮らしぶりを探っていく。荘園が農民を組織化し、都市が商人を育んでいく中、"馬に乗る戦士階級"である騎士が勃興する。そんな中世で、農地、工房、病院、教育機関、官僚組織、軍隊を持つ自己完結性の高い組織こそ、修道院だった。単なる宗教集団ではなく、その高い能力を活かして、巨大な利権集団となっていたという。2015/09/30

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